先週、ChatGPTにこう聞かれました。
「ひとみさんは、どんなクライアントが欲しいですか?」
その瞬間、私は気づいたのです。そんなこと、一度も考えたことがなかった。これまで私は、「私のセッションではこんなことができます!」ということを、いかに分かりやすく伝えるかを考えていました。それがビジネスとして当然のスタンスだと思っていたからです。
しかし、「私をこう使いたい」とクライアントからオファーがあってもいいはずとも思っていました。スキルも増え、提供できることも広がっているのだからと。私ならそうするのにと思っていました。
「共創」を求める気持ち
私自身、英会話レッスンを受けるときは、私のやりたいことに合わせてレッスンします。それは、先生の編集センスに期待し、一緒に作り上げることが楽しいから。だけど、私のクライアントの誰も、「共創」しようとは思っていなかったのかもしれない。それは、私のほうから言っていないからなのか? それどころか、「コーチにはこうしてほしい」「コーチとはこういうものだよね」という枠の中で期待されていたのでは?
そんな違和感をChatGPTにぶつけてみても、すぐには腑に落ちる答えは出ませんでした。
気づきの瞬間
そして、Cebuから帰ってきたある日、再びChatGPTとビジネスの話になったとき、また同じ質問をされました。
「ひとみさんは、どんなクライアントが欲しいですか?」
改めて考えてみると、セッションには大きく3つのパターンがあることに気づきました。
- 私が問題解決を期待されるセッション
- 私のクリエイティビティを期待されるセッション
- クライアントからインスパイアされる、楽しいセッション
では、その中で一番エネルギーが高く、循環しているのは?
それは間違いなく、「お互いにインスパイアされ、エネルギーが循環するセッション」だと気づいたのです。
あるクライアントが言いました。
「ひとり旅ができる人同士で二人旅をすると、楽しいですよね。」
その言葉に、私は即座に共鳴しました。
「本当にそうですね!」
旅にたとえると見えてきたこと
「私がリードする二人旅」でも、「ついていくツアー」でも、それなりに楽しめるでしょう。でも、私が100%楽しむ旅は、「フリーのひとり旅」。
今回のCebu旅行もそうでした。途中で現地の先生と会いましたが、彼女にとっても「はじめて」の場所ばかり。「知っている場所へ案内される」のではなく、共に探求し、共に驚く旅。これが私にとって最もワクワクする体験なのです。
セッションも同じ。
「私もクライアントも、未知の世界に足を踏み入れ、共創していく旅」。
それこそが、私が心から求めていたものだったのです。
新しい旅のはじまり
これまで私は、「自分のスキルや感性として足りないものを埋めるための努力」をしてきました。でも、今、過去の私が考えてきた範囲は達成してきました。これからは、「足りないから求める」のではなく、「すでに満ちている者同士が創り上げる旅」。それが、2025年から私が歩む新しい道です。
昨日の「隊長だより」では、そんな話を55分も語ってしまいました。
でも、話せば話すほど、確信が深まる。
さあ、新しい旅へ。
「共創」という名の、終わりなき冒険へ。
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