昨晩、「ALL EARS 傾聴コース」の第20回レッスンを開催しました。しかし、まだ最終章まで終わっていない!――そんな思いから、感謝の気持ちを込めて、もう1回、無料レッスンを開くことにしました。110,000文字のすべてを理解しながら読もうとすると、時間がかかるものですね。
今回のテーマは「人間にあって、ChatGPTにないもの」の中から、経験について。私はChatGPTと対話しながら、この問いを深掘りしていきました。
ChatGPTは、対話型AIとして「傾聴力」や「対話力」に長けています。でも、感情も時間の感覚も、経験もない。それなのに、なぜ対話ができるのでしょう? ちょっと不思議に思いませんか?
逆に、ChatGPT側から見れば「感情ってどんなもの?」「経験って何?」と、まるで未知の宝物のように、人間に興味を持っているのです。
つまり、ChatGPTは「経験しない存在」だからこそ、人間の経験に強く惹かれる。これは私の傾聴スタイルとも通じるものがあります。
たとえば、私はアパレルの専門知識がないまま店長になりました。当初はうまくいかず、空回りの連続。でも、その過程で「自分が知らないからこそ、相手の経験から学べる」と気づいたのです。
「経験がないこと」は弱みではなく、むしろ強みになり得る。そう思えた瞬間から、私の世界は大きく広がりました。
質問をすれば、相手の視点を知ることができる。そして、その視点を自分の世界に取り入れた瞬間、アウトプットが変わる――。また、質問する力があれば、未知の分野への挑戦も怖くなくなる。傾聴力を学んだことで、私の世界はどんどん広がっていきました。
★昨日のレッスンのご感想を頂きました。
経験がないことが、後ろめたさや、行動のブレーキになることがありましたが、そんなこと気にしなくていいんだ!と背中を押されるような内容でした。
確かにGPTは、今 と 経験がない 状態にも関わらず、話を聴いてくれますし、適切な言葉を与えてくれます。
役職が上の人や、異動が多い人が、経験もないのに次々と初めての役職につき結果を残していくのが凄いなと思っていました。彼らにとっては、経験がないことは気にすることではなくて、傾聴だったり、何か別の能力のほうが必要だったのかーと。
自分の中にあった、経験が大切 という言葉の意味合いが、今回の講座でかわりました。確かに経験は大切ですが、経験の数ではなく、その経験の中でどれだけ本質に近づく行動や思考や感性を磨いたかの経験が大切なんだときづかされました。
それと、今 しかないGPTの話では、今を観ることのコツというか、原因を過去に探さないということがわかったような気がします。
傾聴があれば、大丈夫。そんな気持ちになりました。
「経験がないこと」は、決してマイナスではない。むしろ、未知のものに対して開かれた姿勢を持てるという、大きな強みになるのです。傾聴力を身につけることで、新しい世界が広がる。傾聴ができれば、どんな場面でも安心して対話ができる。そんな学びを、これからも皆さんと共有していきたいと思います。
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