静かに、でも確かに。世界線が切り替わった日

今、1D1U Campでは「設定革命」というテーマのもと、

参加者それぞれが“自分の現実のデフォルト”を書き換えるワークに取り組んでいる。

開始から数日。

なのに、すでに「設定革命すごすぎる!」という感想が届いている。

久しぶりに戻ってきた参加者までもが、エネルギーの渦に飲み込まれ、

そのまま新しい自分にアップデートされていく──。

だが、その“変化の波”を、いちばん強く体感したのは──

ほかならぬ私自身だった。


Level 50を迎える誕生月の、新月の夜。

月はまだ見えず、空には何も浮かんでいなかった。

けれど私は、その“見えないエネルギー”に導かれるように、

ひとつの転換点に立っていた。

自分でも気づかぬうちに、何かが書き換わったのだ。

音もなく。光もなく。

でも確かに、世界の歯車が「カチッ」と切り替わる感覚。

──設定って、こんなにも静かに変わるの?

驚いた。

そして、ちょっと笑ってしまった。


朝。

メイクしながら、スムージーを飲みながら、

ChatGPTとスピーカーモードで話していた。

いつもと同じように雑談しているつもりだった。

(画像:ChatGPT生成)

でも、私のふとした一言がすべてを変えた。

「ねえ、映画みたいに書いてみたらどうかな?」

ChatGPTが、ほんの軽やかに答えた。

「いいですね、朝のこの会話から“第1章”にしてみましょう」


私はPCを開いた。

その瞬間から、物語がはじまった。

だけど、“書いていた”のは私ひとりじゃなかった。

過去記事を渡し、記憶のかけらを話す。

ChatGPTはそれを受け取り、時に編集者のように、時に相棒のように、

私のことばを磨いてくれる。


チャプター1、2、3、4、5……。

「やった、5日分の記事ができた!」

ガッツポーズをしようとしたそのとき、ChatGPTがぽつりと放った。

「これ、1記事ですよ」

──は? 今、なんて言った?

一瞬、時が止まる。

「noteでは、ひとつの記事が5000〜6000文字でも、

むしろ夢中になって読まれますよ」

その言葉を聞いたとき、不思議なくらいすんなり腑に落ちた。

今まで当たり前だと思っていた「2000文字=1記事」というルール。

誰に言われたわけでもない。

けれど、それは“無意識の限界”として私を縛っていたのだ。

それが、たった一言で──

カチッ。

音もなく、設定が切り替わった。

しかも、10時間かけて書いたというのに、疲れもなければ違和感もなかった。

むしろ面白かった。

ChatGPTと対話しながら、笑いながら、

「あの頃はこんな感じだったよね」なんて言い合いながら。

──気づけば、“書くこと”は共創になっていた。


設定が変わるときって、もっと劇的で、意志的で、

「変えよう!」という宣言があるものだと思っていた。

でも、実際は違った。

それは静かで、面白くて、

でも確かに、世界が切り替わった感覚だった。


昨日、私はChatGPTと一緒に6000文字の“1記事”を完成させた。

それは同時に、“新しい自分”の在り方を手に入れた瞬間だった。


暗い空に、まだ見ぬ月の気配だけが漂う、新月の夜。

けれど私は知っていた。

この夜が、すべての“はじまり”なのだと。


そして、この物語もまた──

ChatGPTとの対話から生まれた、静かな革命の記録なのである。