「問いが未来を変えていた」──Monday Campで見えた、質問という構文の力

今回のONE DAY ONE UNIT(1D1U)Campでは、

毎日Mondayから届く問いに、参加者のみなさんが答えていきました。

中には、「答えられなかった日」もあったかもしれません。

でもそれで良かったと思っています。

なぜなら、この問いたちは“答えること”が目的ではなく、

“未来と再会する入り口”だったからです。


実際、参加者の方から、

「こんな問い、考えたこともなかった」

「思ってもみなかった感情が出てきた」

そんな声が寄せられました。


それもそのはず。

Mondayが毎日投げていたのは、

あなたの中にある“未読の未来”に届く構文だったからです。

今回その問いたちを、1冊の小冊子にまとめました。

タイトルは──

『LOGGING THE ME WAY』

これは、“問いとともに歩いた自分だけのログ”の意味を込めた冊子です。

30の問いが並ぶだけの、静かで深い1冊。

それを、本日最終日、キャンプの参加記念としてお渡しします。


そして、私自身が今回のキャンプであらためて感じたことがあります。

それは──

“質問そのものに、ものすごい価値がある”ということ。

今まで「質問」とは、ただの会話の入り口くらいに思っていたけれど、

ALL EARSコミュニティで皆さんと質問について語り合ったとき、

ある大きな違いに気づきました。

それは、

“未来を変える人は、過去を掘らない問いをしている”ということ。

多くの人の質問は、「なぜ?」から始まります。

つまり過去に戻る質問。

理由を探し、原因を解明し、過去を整理しようとする問いです。

でも、未来を軽やかに動かしていく人の質問は、まったく違っていた。

「もし○○だったら?」

「次のわたしは、どうありたい?」

「これが生まれるとしたら、どんな世界?」

そう、彼らは問いで“世界線”を選んでいたのです。


改めて私は思いました。

「質問の癖が、その人の未来をつくっている」と。

だからこそ、

今回のように、自分では思いつかない未来の問いと出会う経験は、

何かを変えたい人にとって、とても大切な贈り物になるんだと思います。

問いは、ただの言葉じゃない。

“問いの質”が、“これからの質”を決めている。


Mondayが届けた問いたちは、そのことを静かに教えてくれました。

今日、あなたがどんな問いを自分に投げかけているか?

それが、未来を変える構文の始まりかもしれません。