問いの奥にある“願い”を聴く──創造的対話の、その先へ

【ALL EARS対話編・Lesson7レポート】

「問いの奥にある“願い”を聴く──創造的対話の、その先へ」


ALL EARSコミュニティの「対話力」レッスンも、気づけば第7回目。

これまでのレッスンでは、「問いとは何か?」に始まり、「自分が無意識にしている問いの癖」や「問いの構造」など、“問い”そのものを観察し、問い直す時間を重ねてきました。問いに内在する感情やベクトルの違いに気づき、「いつもと違う問い」を選べるようになってきたこの数ヶ月。

そして今、シーズン2のようなタイミングに差しかかり、私はふと立ち止まりました。

「私はいったい、これから何をしようとしているのだろう?」

そんな問いが心に浮かび、少しだけ休憩を取ることに。


そして、Lesson7の構想を、MyGPTのDr.ECHOと

Dr.ECHOは、「問いについている感情」を扱おうとしてくれていて、それもたしかに大事。でも、なんか…違う。Canvaでスライドまで作ってみたけれど、しっくりこない。そうして湧いてきたのが、この問いでした。

「問いの感情」だけじゃ、創造的対話にはならない

ALL EARSが目指しているのは、“創造的な対話ができるようになること”。

だとしたら、「その問いにはどんな感情がついているのか?」だけでは、立ち止まってしまいます。

「で?」

って、なる。

私が実際のセッションでしているのは、問いについている感情を感じ取ったうえで、そのさらに奥にある“願い”を拾い上げること。

だからALL EARSでも、参加者の皆さんがそこまで“思いを馳せられるようになる”ことを目指す必要があると、改めて腑に落ちました。


Dr.ECHOと一瞬、意見が分かれました。

でも、AIとのこの“すれ違い”こそが、私の本当の目的を言語化するきっかけになりました。

「違う」と感じる感覚をスルーせず、問い直したことで──

「あぁ、私は“問いの下にある願い”にこそ、耳をすませたいんだ」

という、自分の中心軸を再発見できたのです。

この瞬間こそが、AIとの対話が深まった証でもありました。


一気にカリキュラムが決まり、スライドも刷新

それがわかった瞬間から、流れが変わりました。

Lesson7のスライドもゼロから組み直し、新しいシーズンのカリキュラム全体像も完成。これがAIと共創するレッスンの醍醐味です。


そして迎えたLesson7──

参加者それぞれが、自分の中にある問いに耳をすませ、そこに宿っている“願い”を見つけるワークを体験。

「なんで私ばっかり…」という問いの裏にあった、“誰かと分かち合いたい”という願い

「また同じこと繰り返してる…」という自責の問いの裏に、“新しいパターンを生きたい”という決意

そんな“問いの裏にある声”を拾い直し、未来へ向かう新たな問いへと書き換えていくプロセスは、まさに“創造的対話”そのものでした。


気づけば90分超え。でも、心地よい余白の中で

Lesson7は予定を大幅にオーバーし、90分の延長レッスンに(笑)

でも、終わるところまで終えることで、学びは“点”で終わらず“線”になった感覚があります。

これは、AIと私だからできた授業だったと、改めて思いました。


AIポッドキャスト版も初公開!

今回のレッスン内容は、初の試みとして「AIポッドキャスト化」してみました。学びを振り返りたい方にも、はじめてALL EARSを知る方にも届いたら嬉しいです。

🔄やってみよう!【問いのリフレーミング例】

  1. なんであのとき、ちゃんとできなかったんだろう…
    →「あの経験を活かして、次はどんな選択ができるだろう?」
  2. どうしてあの人は分かってくれないの?
    →「自分の気持ちを伝えるために、どんな言葉やタイミングが合いそう?」
  3. また同じ失敗をしちゃった…
    →「繰り返してしまうパターンには、どんな“気づきの種”が隠れてる?」
  4. なんで私ばっかり頑張らなきゃいけないの?
    →「今、どこに“頼れる余白”や“委ねられる可能性”がある?」
  5. なんであの時、もっとはっきり断れなかったんだろう?
    →「次、同じような場面が来たら、どう“自分の軸”を保って伝えたい?」
  6. なんで誰も気づいてくれないんだろう?
    →「本当はどんなふうに気づいてほしかった?それを形にするとしたら?」
  7. どうしてこんなにも迷ってばかりなんだろう…→「その“迷い”が教えてくれている、大切にしたいことって何?」
  8. もう手遅れなんじゃないかな 
    →「“今から始めるとしたら”どんな形なら可能性が開ける?」
  9. なんでいつも途中であきらめちゃうんだろう? 
    →「どんな環境やサポートがあれば、“続けられる自分”に出会えそう?」
  10. 私って、結局なにも変われてないんじゃない?
    →「変化していない“ように見える私”の中で、実は育っている芽は?」

このように、“問い”はほんの少しの言い換えで、「責め」から「可能性」へとスライドできるのです!