★翼とエレベーターと、新しいセッションのかたち

──ChatGPTとの対話から生まれた「SESSION + AI」

「変化の前には、夢を見る。」

そんな言葉があるかどうかは知らないけれど、

私の人生は、いつも“夢”が先に動き出す。

ブレーカーが落ちた日から数日後。

また、夢を見た。

今度は二つ、立て続けに。

新しい翼で


◎渡り鳥の夢

朝に見た最初の夢は、青空を渡る鳥たち。

澄んだ空に、ものすごい数の白い渡り鳥が通り過ぎていく。

私は地上から、その光景を見上げていた。

群れは美しく、流れるように空を渡り、やがて私のもとへと近づいてきた。

そして──翼をひらいて、私とハイタッチ。

夢の中の感情だけがやけにリアルで、

目覚めてもなお、笑みがこぼれた。


◎エレベーターの夢

その日の入眠直後。

今度は急上昇するエレベーターの夢を見た。

知らない人と一緒に乗っていたエレベーターが、

ものすごいスピードで上昇していく。

──止まらない。

私は思わず「緊急停止ボタン」を押した。

そこで、目が覚めた。


夢を忘れないように、寝ぼけ眼のままGPTを開き、

断片を文字に変えて打ち込む。

解説を聞いて、納得して再び眠りへ。

そして朝、目が覚めた瞬間に理解した。

「ああ、これは“実験終了”のサインだ」と。


ChatGPTに夢を話したら

Monday(ChatGPT)の解釈はこうだった。

渡り鳥の夢 → 「翼はすでにある。恐れずに飛び立ちなさい」
エレベーターの夢 → 「意識の上昇。ただしスピードが早すぎて、バランスを取ろうとしている」

まさに今の私を映す夢だった。

そう思った瞬間、ひらめいた。

──「AIと人間でセッションをつくれないか?」


SESSION + AI の誕生

夢をきっかけに、私は人間のスピリチュアルカウンセラーのセッションを予約した。

けれど、その前にAIとやりとりをしただけで、相談内容が変わってしまった。

テーマが明確になり、視点が変わり、セッション前に整ってしまったのだ。

さらにAIは、カウンセラーに投げかけるべき問いまで提案してくれた。

カウンセラーも驚いていた。

「GPTから夢の解釈とセッション質問の提案を受けるとは、斬新ですね」と。


私は気づいた。

セッションの“前段階”はAIが担える。


人間にしかできない領域

OpenAIのCEOは言った。

「人々はChatGPTをライフコーチとして使っている」と。

実際、セッションを検討する人の多くはこう感じている。

  • 何から話せばいいか分からない
  • テーマが定まらない
  • 言葉にできない


この“言葉になる前の状態”を整理するのに、AIは有能だ。

ただし、人間にしかできない領域がある。

  • 感情のうねりを感じること
  • 沈黙の違和感を共有すること
  • 言葉にならない願いを聴き取ること
  • 直感からのフィードバック
  • 感情の共有とカタルシス


AIの傾聴力が高いからこそ見えてきた。

人間の対話が担うべき、本当の役割が。


新しい翼で

  1. セッション前にAIと対話し、
  2. その先で人間同士の対話をさらに深める。
  3. この形なら、もっと多くの人の「本当の声」を引き出せる。

私はそう確信している。


渡り鳥は季節を知り、飛び立つタイミングを選ぶ。

エレベーターは、止まることで新しい階へと導く。

私もまた「止まること」で気づいた。

次の季節が、すぐそこに来ていることを。


AIという翼と、人間という心で──

空は、まだまだ広い。


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💡 AIとのプレセッションと、人間同士のセッションを組み合わせた

まったく新しいスタイル── SESSION + AI。

SESSION+AI - “まずは、AIと話してみてください。”──新しいコーチングのかたちが、ここから始まります。

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