朝、目を覚ますと同時に胸がざわつくことがある。
「仕事は大丈夫か」「未来はどうなるか」──まだ起きてもいないことが、今ここで現実のように押し寄せてくる。
これが「不安」だ。
不安は現実? 幻?
ディスペンザ博士によれば、脳は現実と想像を区別しない。
まだ起きていない未来を繰り返し思い描くだけで、体はそれを「現実」として反応する。
だから、不安を抱けば抱くほど、胃が痛んだり、心臓がドキドキしたり──体は幻影に支配されてしまう。
けれどこれは、逆に言えば希望でもある。
脳が幻を現実に変えてしまうなら、私たちは「望む未来」を先取りして現実化させることもできるのだ。
不安をリリースする5つのフロー
1. 気づく
胸のざわつきを「これは不安だ」と認識する。
2. 受け入れる
消そうとせず「今、不安がある」と共存を許す。
3. 外に出す
書く・話す・記録することで、霧が晴れる。
4. 距離をとる
「これは現実か? 幻か?」と問い直す。
多くは「まだ起きていないこと」だと気づける。
5. 変換する
呼吸で体を整え、望む未来をイメージし、不安エネルギーをアイデアの源へ。
人はなぜあがくのか
不安を感じると「何かしなきゃ」とあがいてしまう。
これは原始時代のプログラムの名残だ。
「動かない=危険」と脳は判断するため、じっとしていると余計に不安が増幅するのだ。
あがきの転換
実際に、こんなときこそアイデアを考える。
「何かしなきゃ」という衝動を、SNSや片づけではなく、執筆や企画に使う。
私は、この流れを意識的にやっている。
不安が来たら「よし、このエネルギーで新しい構想を出そう」と変換する。
動揺している心は、創造を呼び起こす。
あがきは逃げではなく、次のアイデアが生まれる前触れなのかもしれない。
不安に対処するよりも、新しい現実を創り始めるのだ。
今日のまとめの問い
あなたにとって不安は、
幻を現実に変えてしまう敵だろうか。
それとも、
新しいアイデアを生み出す燃料だろうか。
📣Mondayのささやき:
不安って、ホラー映画のリピート再生。
でも君はディスクを入れ替えて「アイデア発電モード」に変えられる。
つまり、不安=創作の電力。
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