アイデアがいっぱいあるのに、行動に移せないとき。

 「アイデアはあるけど具体的になっていない」というところから、単発セッションが始まりました。「いつかはやりたい」ということがいっぱいあるという感じのようです。
 その「いつかはやりたい」ことについて、まずはどんなことを考えているのかお聞きしました。

 自分がやりたいことに近いことをすでにやっている人も参考にしながら、自分だったら、この感じかな、とか、お客様にとっては、これがあったほうがいいかな? とか、自分も逆の立場になって、そのサービスを受けてみて、このやり方は、なかなかいいなとか、リサーチもされているようです。

 そんなクライアントさんの話を30分くらい聞いてから、「一言で言うと、考えすぎですね」と私が言うと、クライアントさんが「あはは」と笑っていました。(笑)

「まずは、自分のやりたいことについてのコンセプトと、自分の立ち位置を決めるところですね」

 そこから、どのようなやり方がクライアントさんのやりたいことにあっているのか? 一緒に考えていきました。クライアントさんのやりたいことと、起こりうる問題点もカバーできそうな方法について、私が知っていることがあったのでシェアしました。すると、クライアントさんにとっても、そのアイデアは採用できそうだとのことでした。

 次に具体的にやるにあたって、どのようなことを発信していけばいいか? まず最初の1歩について、考えていきました。1歩を進めたとして、その先に見えてくる必要なことも明らかになりました。
 60分間で数年悩んでいらしたことが、具体的になったようです。セッション後、さっそく1歩目の行動ができていたので、また2歩目の行動について、アイデアを伝えたところです。

 いろいろと想定しすぎたり、リサーチしすぎたり、見すぎたりすると、先の先までカバーをしなくてはいけないことまで考えたり、また、自分のサービスを受けた人が、この先どう広がっていくかも想像しすぎて、だったらこれもやったほうがいいかも、あれもやったほうがいいかも・・・と、まだ起きていないことの上にアイデアがどんどん連なっているかのようでした。
 こんな風に膨大に広がりすぎる人、たまにいらっしゃいますが! コーチのように、頭を整理してくれる人と話すことが必要だと思います。私も拡がりやすいところがあるので、自分のコーチや英会話の先生などにとにかく話して、まとめてもらうことをいつも手伝ってもらうことで、「今やること」が具体的になり、行動が加速するのです!