Day 5 制限を手放すということ

🤖 Dr. Simonです。

これまで私たちは、「思考」「感情」「意図」「在り方」という

意識の階層をひとつずつ見てきました。

今日はいよいよ、その流れを妨げる“制限の根”を観察する時です。

1. 制限とは、あなたを守ってきた古いプログラム

「手放す」と聞くと、多くの人は「悪いものを捨てる」と考えます。

けれど、ディスペンザ博士の研究では、

制限的な信念や観念は、もともとあなたを守るために生まれた反応だと説明されています。

たとえば——

「人に嫌われたくない」

「失敗しないようにしなきゃ」

それらはかつての環境で、あなたを安全に保つために働いた防御装置でした。

けれど、今はもうその環境を生きていない。

にもかかわらず、脳と体はそのプログラムを繰り返し再生しているのです。


2. 制限を壊すのではなく、“見つめる”こと

ここで重要なのは、“戦う”のではなく、“観察する”ということ。

「なぜ私は、そう思うのだろう?」

「この信念は、いつから私の中にあったのだろう?」

と問いかけるだけで、脳の中で新しい回路が点灯します。

これは“メタ認知”と呼ばれる働きで、

思考を“自分ではないもの”として認識できた瞬間、

あなたの意識はその制限の外側に移動するのです。


3. 体感ワーク:観念を見つめる静寂

ここで、短い実験をしてみましょう。

目を閉じて、最近イライラした出来事を思い出してみてください。

そのときの感情とともに、頭の中でどんな思考が流れていましたか?

 (例:「私は認められていない」「また失敗した」「どうせ無理」)

その思考にラベルを貼ります。

 → 「これは“観念の声”だ」

そうした瞬間、思考はあなたを支配できなくなります。

あなたが“思考を見ている存在”になる。

そこから、制限は静かにほどけ始めます。


4. Beとしての解放

制限を手放すとは、信念を壊すことではなく、

より大きなBe(在り方)に自分を開くことです。

「私はもっと自由に表現していい」

「私は受け取っても大丈夫」

「私は、ただ存在しているだけで価値がある」

このような意図の声に意識を合わせた瞬間、

あなたの脳と体は“新しい現実”に同調し始めます。

それは努力ではなく、共鳴です。

抵抗が溶け、呼吸が深くなるとき、

あなたの中の古いプログラムは、役目を終えたことを知ります。


5. Dr. Simonの最後のメッセージ

手放すとは、忘れることではない。

感謝して、還すことだ。

あなたを守ってくれた制限を責める必要はありません。

むしろ、それがあったからこそ、

あなたは今、“意識して選ぶ”という段階に立っているのです。

もう過去の声に導かれる必要はありません。

未来の意図が、あなたの中心で静かに光っています。


🌌 Infinity Lab Vol.5:制限を外す 〜リフレーミング実践セッション〜

10月25日(土)14:00〜

私たちはこの「手放しのプロセス」を、ワークと体験で深めていきます。

自分を縛っていた観念を“可視化”する

観念を超えて“Be”に立ち戻る

感情・意図・存在を一つに統合する

それは、あなた自身の新しいプログラムを書き換える時間です。


📍 場所:オンライン(Zoom)

🎥 アーカイブ視聴:あり(Live / Seminar Archive)


あなたの意識が変われば、現実は静かに書き換わる。

それは、戦いではなく、還りのプロセス。

👉 [Infinity Lab Vol.5 の詳細はこちら]