なぜ私は、
「変わらなくていい」
「無理に変わろうとしなくていい」
と、ここまで確信を持って言えるのか。
それは、人は年齢を重ねるほど、
本来の自分から離れていく存在だからです。
多くの人は「人は成長していくもの」「変わっていくもの」だと思っています。
でも実際に起きているのは、成長というよりも、恐怖によるズレです。
失敗したくない。
傷つきたくない。
間違えたくない。
失うのが怖い。
そうした恐怖が、少しずつ身体に刻まれていく。
すると私たちは、
「本当はどう在りたいか」ではなく、
「怖くない選択はどれか」
から生きるようになります。
ディスペンザ博士が言う
「身体は過去の感情に中毒している」
という言葉は、まさにここを指しています。
恐怖は、思考の問題ではありません。
身体の反応です。
だから、変わろうとすると苦しくなる。
なぜなら、本来の自分に近づこうとするほど、
恐怖に慣れた身体がブレーキをかけるから。
「それは危ない」
「前と違う」
「やめておいたほうがいい」
そうやって、過去の安全圏に引き戻そうとする。
でもここで、視点をひっくり返します。
変わる必要があるのは、
あなた自身ではありません。
変わる必要があるのは、
恐怖に反応している身体の状態だけ。
安心に戻ると、
人は自然に“元の在り方”を思い出します。
それは、新しい自分になることではなく、
本来の自分に戻ること。
だから私は、
「変わらなくていい」
と言えるのです。
恐怖が安心に変われば、
人は勝手に戻っていく。
戻った先が、結果として
「未来側」に見えるだけ。
1D1U LANDでやっていることも、
私自身が21年以上続けてきたことも、
本質はとてもシンプルです。
変えない。
足さない。
急がせない。
ただ、身体に
「もう怖がらなくていい」
と教えていく。
すると、在り方が戻り、
選択が変わり、
行動が自然に立ち上がる。
それを、私は何度も、何度も、目の前で見てきました。
だから、変わろうとしなくていい。
むしろ、安心に戻ることのほうが、ずっと大事。
1D1U LANDは、
変わるための場所ではありません。
恐怖でズレた身体が、
静かに“元の位置”へ戻っていくための場所です。
また書きます。
0コメント