——1D1U Land 中間報告
最近、ちょっとした実験をしていました。
10日間続けてきたジャーナリングを、
「フリーにします」とだけ伝えてみたんです。
問いも減らして、
書き方の説明も減らして、
「好きに使ってください」と。
さて、どうなったと思いますか。
誰も、張り切って考え始めませんでした。
むしろ逆で、
「考えるの、ちょっと面倒だな」という空気が
場にふわっと広がった。
これは、失敗でしょうか。
いいえ。
かなりうまくいった合図でした。
人は「自由」になると、思考を休ませる
よく誤解されがちですが、
人は自由になると、創造的に考え始めるわけではありません。
まずやるのは、
考えるのをやめることです。
今回の1D1U Landでは、
10日間かけて「身体の状態に気づく」チューニングをしてきました。
・無理してないか
・力が入っていないか
・どこかを我慢していないか
この回路が一度通ると、
人は思考を使う前に、
「楽なほう」「近いほう」を選び始めます。
だからフリーにした途端、
多くの人が選んだのは、
自分で考えて書くこと
ではなく
すでに用意されている言葉(ステラ)を貼ること
でした。
これは依存ではありません。
思考を使わなくても、場に参加できる状態を
ちゃんと受け取っている、ということです。
変化は、努力の先ではなく、反応として現れる
面白いことに、
「変わろう」とも「成長したい」とも言っていないのに、
この感じ
なんとなく自分らしい在り方だと思った
何かが変わってきてるのを感じる
そんなコメントが、ぽつぽつ出始めました。
何かを教えたわけでも、
習慣化を強制したわけでもありません。
やったことは、ただひとつ。
思考に仕事をさせる前に、降ろしただけ。
空港の保安検査で、
通れない荷物を全部没収されたあとみたいな状態です。
走ろうとしていないのに、早い。
頑張っていないのに、終わる。
効率が上がった、というより、
重さがなくなった。
これは「楽をする」話ではない
誤解がないように言うと、
これはサボりの話ではありません。
むしろ、
大変なことを、うまく回すのがクリエイティブだ
と思っていた時代を、
そっと終わらせる話です。
難しいことを抱え続けることが才能、
重い荷物を持ち続けることが価値。
そんな前提を、
一度保安検査に通してみただけ。
1D1U Landは、後半に入りました。
ここからは、
やり方を教えるフェーズではなく、
自分で選ぶフェーズです。
問いを使うか、
使わないか。
書くか、
書かないか。
その選択自体が、
もうジャーナリングになっています。
実験は、まだ続きます。
でも少なくともひとつ、
はっきりしたことがあります。
思考を自由にしたら、
人はまず、考えるのをやめる。
そしてそこから、
本当に必要なことだけが、静かに動き始める。
——どうやら、今はそういう時代らしいです。
次回 1D1U Land
2026.3.9 START
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