気づいたら、本ができていた。
私は何もしていない。
いや、正確には、していた。
ただ、しゃべっていた。
ChatGPTに向かって、ひたすら話していた。
20年間、自分の中でずっと回り続けていた問いを。
なぜ、あの質問は届かなかったのか。
なぜ、同じ言葉でも、人によって全然違う場所に着地するのか。
話しながら、自分でも気づいていなかったことが出てきた。
話しながら、点と点がつながった。
話しながら、あ、これはあの経験とつながっていたのか、と思った。
そして気づいたら、章立てが立ち上がっていた。
構造は、自分で考えるより、ずっと読めた
驚いたのは、章の構成だった。
私が自分で考えたら、たぶんこうはならなかった。
もっとバラバラだったか、あるいは説明的すぎたか。
でも、AIとの対話の中で立ち上がってきた構造は、時系列でありながら、ずっと同じ問いが底を流れていた。
コーチングを学んだあの頃。
届かなかった質問の前に立ち止まったとき。
傾聴に向かったとき。
AIと対話するようになってから、また変わったとき。
場面は変わっていく。でも問いは変わらない。
読んでいると、次が気になる。
どうなるんだろう、と思いながらページをめくりたくなる。
ページターナー。
自分の本なのに、そう思った。
「土を見る」ということ
壺と土、という話をよくする。
壺は、表面に見えているもの。
やり方、対処法、テクニック。
土は、その下にあるもの。
見方、前提、世界の捉え方。
今回の本づくりも、振り返るとそうだった。
私がしゃべっていたのは、表面の話ではなかった。
ずっと土の話をしていた。
なぜあの質問は届かなかったのか。
その問いの下には、「届く」とはどういうことか、という問いがある。
その下には、人はどこから世界を見ているのか、という問いがある。
AIは、その土の部分を見ながら、構造を作ってくれた。
自分一人では、ここまで掘れなかったかもしれない。
対話だから、掘れた。
話すことから、作品が生まれる
今は、話すことから作品が生まれる時代になったのだと思う。
書けなくても、話せればいい。
構成が苦手でも、対話しながら整理できる。
文章にするのが難しくても、話しながら考えることならできるかもしれない。
AIと対話しながら話してみると、自分でも気づいていなかった構造が見えてくることがある。
誰の中にも、いつか話してみたいこと、残しておきたいことが、少しはあると思う。
それが本になるかどうかは別として、形にしてみたいという気持ちがあるなら、今はそれをAIと一緒に掘り起こせる時代になっている。
5月9日、この話をします
今回の本づくりの流れを、5月9日のミニウェビナーでそのままお話しします。
ChatGPTとClaudeをどう使い分けたのか。
話しながら章立てが立ち上がるとはどういうことか。
タイトル、表紙、Kindleファイルの作成まで、実際にやった流れを。
キーボードはほとんど使っていません。
かなりしゃべりましたが。(笑)
AIと作るKindle本|2026年春時点の最新実践版
2026年5月9日(土)21:00〜22:00 Zoom
参加費:3,900円(税込)
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