今、Kindle本の英語版を制作しています。
ChatGPTに翻訳してもらった英文を、オンライン英会話のレッスンで音読しながら確認するという方法を取っています。読んで、話して、先生の質問に答える。そのプロセスが、章の内容をさらに深めてくれています。
今回は第三章を音読しました。
第三章のテーマ:人は、事実ではなく解釈に反応している
人は、起きたことそのものに反応しているわけではない。
多くの場合、反応しているのは「その出来事に対する自分の解釈」です。
出来事が起きる。
意味をつける。
感情や予測を重ねる。
そしていつの間にか、その全部が「事実」として扱われてしまう。
この状態では、問題は重くなり、複雑になっていく。
でも、問いや傾聴がそこに入ると、層が少しずつ分かれていきます。
何が実際に起きたのか。
どこからが解釈なのか。
それが見え始めると、出来事自体は変わらなくても、体験の重さが変わる。
この章には、旅のエピソードも出てきます。
「予定通りに進むことが正しい」という前提を握っていると、現実がそれから外れた瞬間に、すべてが失敗に見える。でも、その前提を少し手放すと、同じ出来事の中に、別の現実が見えてくる。
余白があると、世界が入ってくる。
これは、そのまま傾聴にも重なります。自分の正しさや「こうあるべき」を握っていると、相手の言葉は入ってこない。でも少し余白があると、言葉になっていないものや、その人が本当に反応している場所が見えてくる。
レッスンで先生から届いた質問
音読が終わった直後、先生がこう聞いてきました。
*"What are the steps of not listening to the fact and starting to listen to reality?"*
いつもいい質問をしてくれます。
この質問に、私は体験ベースで答えました。
私にとっての最初のステップは、バイロン・ケイティの「4つの質問」との出会いでした。
1. それは本当ですか?
2. それが本当だと、絶対に言い切れますか?
3. その考えを信じているとき、あなたはどう反応しますか?
4. その考えがなければ、あなたはどんな存在でしょうか?
この問いに初めて触れたとき、衝撃を受けました。問いによって、事実と解釈がほどけていくことがある。そのことを、初めてはっきりと体験した瞬間でした。
当時の私自身も、解釈を現実のように受け取って落ち込むことがありました。だからこそ、この問いの力がリアルに伝わりました。
先生と一緒に、「解釈まみれになっている人がこの4つの質問をされたら、どんな感覚になるか」をロールプレイしてみたところ、先生も感覚でわかってくれたようでした。
「4つの質問」と「構造で見る」の違い
レッスン後、ChatGPTとこのテーマについて対話しました。
バイロン・ケイティの4つの質問は、クライアント自身が問いに答えながら、真実がどこにあるかを自分で見つけていくプロセスです。
私の「構造で見る」は少し違います。構造として見えたことをフィードバックして、相手がその視点から考えることで、問題がほぐれていくような関わり方です。
どちらも「解釈を事実と混同している状態」に気づくことを目指していますが、アプローチが異なる。その違いが、今回のレッスンを通してより鮮明になりました。
この第三章は、本の中でも特に重要な章になっていると思っています。
「質問の技術」から「現実の受け取り方」への移動。
静かに言い換えると、現実を「考える」から、現実を「聞く」へ。
本はKindleで発売中です。
『なぜ、あの質問は届かなかったのか 壺ではなく、土を見る対話論』
堀口ひとみ 著 888円
🎊3部門 最新リリース1位 👑 コーチング部門 👑 コミュニケーション部門 👑自己啓発部門
英語版も鋭意制作中です。
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