なぜ、あの質問は届かなかったのか——第4章の話。

英会話の先生に、『なぜ、あの質問は届かなかったのか』の第4章を朗読しました。

最初に投げかけられた質問は、「メンタルケア講座って、どうやって知ったの?」というものでした。


あのころ、私はコーチングだけでは足りないと明らかに感じていた時期でした。傾聴に関する本をいろいろと読んでいました。カウンセリング系、セラピー系。でも、どれもあまりピンとこなかった。なぜピンとこなかったのかも、当時は言語化できないままでいました。

そんな中で出合ったのが、『精神対話士の聴く技術』という本です。傾聴系の本なのに、その本だけははっきりと思いました。「私は、こういう本を探していた」と。

本の中に『メンタルケア講座』のお知らせが載っていました。調べてみると、ちょうど申し込みの時期。まず基礎講座に申し込みました。

「誰かから紹介されたんじゃなかったんですね!」と、英会話の先生に驚かれました。でも後日、私はその講座を周りの人に勧め、おそらく5人ほどが受講されたと思います。ちなみに基礎と実践で、20万円以上する講座です。


その講座で驚いたのは、「ノウハウ」について、一切教わらなかったことでした。

代わりにあったのは、その対話が生まれた背景について、現場の方や教授たちの話を聴くという時間でした。

今思えば、それは壺ではなく、土を見る考え方だったのだと思います。


講座の中で、深く揺れた言葉があります。

「結果主義では、自分の価値に気づけない」

自分の中に「結果=価値」という前提があったことに、そのとき初めて気づきました。コーチングを学び始めたころの私は、良い質問を集めれば対話が深まると思っていた。でも、相手の土を見ずにキャッチーな質問を投げても、ヒットするかどうかは別の話です。やり方を教わらなくて、本当によかったと今は思います。


第4章では、「気持ちを聞かれず、アドバイスされた体験」について書いています。

メンタルケア講座で「気持ちの傾聴」を学んだその日のランチタイムに、母に電話をかけました。すると、気持ちを聞かれないまま、いきなりアドバイスが始まったのです。

「あ、これか」と気づいてしまいました。

きっと私も、同じことを周りにしていた。相手の気持ちや感情を脇に置いて、「どうするか」ばかりを前に進めるセッションをしていたのだと。


そこで気づいたのは、これは誰かの性格の問題ではないということです。助けたい、正したいという意図が先に立つと、感情を受け取ることが後回しになる。誰にでも起きる構造でした。

共感とは、同じ経験を持つことではありません。その人の感じ方を理解して、返すことです。経験が違っても、成立する関わり方がある。そのことを、このとき身体感覚で理解しました。

私のセッションが怖いという理由で、辞めた方もいらっしゃいました。一体何が怖かったのか——ようやくわかった瞬間でもありました。

そんなターニングポイントを描いた第4章。続きは本書の中で。





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『なぜ、あの質問は届かなかったのか壺ではなく、土を見る対話論』

20年の対話の仕事を通して見えてきた、「構造で見る」という視点を一冊にしました。

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5月9日、この本をどう作ったかの話をします

今回の本づくりの流れを、5月9日のミニウェビナーでそのままお話しします。

ChatGPTとClaudeをどう使い分けたのか。

話しながら章立てが立ち上がるとはどういうことか。

タイトル、表紙、Kindleファイルの作成まで、実際にやった流れを。

キーボードはほとんど使っていません。

かなりしゃべりましたが。(笑)


AIと作るKindle本|2026年春時点の最新実践版

2026年5月9日(土)21:00〜22:00 Zoom

参加費:3,900円(税込)1位サンキュー価格です。

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