どんな思いが今までの行動のエンジンになっていたのか?

 人生もやや長くなってくると、自分の転機のパターンが見えてきたりします。この感じで選択すれば、未来はうまくいくなとか。これが自分の内側に従うということだと思います。

 The Universe was talking to me!の特典セッションがありました。1D1U特典も合わせて50分のセッションで行いました。
 UTMワークショップでは、「これからの未来がどうでありたいか設定をする」ワークショップなのですが、過去のほうを振り返り、質問で忘れていたことに気づく瞬間が訪れ、そこから自分を認めることに繋がったりしていたようです。

 その方は、転職が多いことがこれでよかったのかな? と自分自身を認めることができなかったのですが、このワークショップを受けて、「点が線に繋がった。これでよかったのだ!」と認めることができました。良いことが起きたことだけがOKの経験として、処理されていたようなのですが、一見ネガティブなものも、OKと言う捉え方になっていったのです。

 しかし、1つだけ、今の職場の前に起きたことで、この辞め方でよかったのか? とちょっと気がかりなことがあったそうで、特典セッションではまずその話になりました。

「家族経営の小さなショップだったのですが、私のところに伝達ミスがいろいろとあったりして、それ聞いてないです、というようなことが多くて・・・」

「コミュニケーションの問題ですか。でも、ほかの場所でそういう問題って起こりますか?」

「起こらないですね」

「ということは、一見ネガティブな出来事でしたけど、今の職場へタイミングよく転職するために必要な出来事だったのだと思いますよ。例えば、あるデザイナーが、本当は競輪選手になりたかったのに、事故に合って、デザイナーになる転機がその後訪れたとか、イチローも高校時代は投手だったようですが、交通事故による怪我が原因で投手から野手転向を余儀なくされるということがあったそうですよ。多分、転職した先が初めて自分の資格を生かせる場所になるわけだから、自分の道に行くための転機になったのでしょうね」

「そうか!」



 クライアントさん、またさらに点が線としてつながりました。ある意味、今スタート地点と言うところに立ったような、でも同時にゴールでもあったのでしょう。
 どんな思いが今までの行動のエンジンになっていたのか? お話を聞いていくと、「お姉さんに勝ちたい!」だったのです。でも最近お姉さんと話しをしたときに、完璧に何でもできる人だと自分の中では思っていたのに、「できないことは人に頼んでいるよ」という話をお姉さんから聞いて、「そうだったのか!」と驚いたそうです。どうやら、自分で作ったお姉さんの偶像みたいなところが目標になって、進んでいたかのようでした。

「じゃあ、これからは何でしょうかね?」

 ちょっとまだ思いついていないようです。これからはまた新しいゴールを設定するときのようでした。人生の節目節目で、新しい設定をすることは必要なのだと思います。