旬を逃さず、すぐにやるとイライラ激減。

 「夏休みで、できないでいるモヤモヤ」について考えるセッションでした。いつもと違うのは、お子さんが夏休みなので、自分の時間が持てなくなってきていることにイライラしてしまうそうです。

 「振り返る時間を持つことや、1D1U SCRの記事やコメントを読むのはとても楽しいけれど、もうちょっと時間をかけたいのにできない」とおっしゃっていました。どうやら、1D1Uを繰り返してきたことで、「振り返ることが自分にとても必要だ」と感じたのだそうです。でも夏休みは、ちょっと変則的。こんなときは自分のルールと折り合いをつけるために、「臨時ルール」をつくれば、頭の中は整理されてすっきりするものです。



 「5分だけでも振り返る時間をつくる」ということ。5分振り返りましたよ、と脳に思わせると、「やりました」と脳は判断して、すっきりするのです。「5分しか」と、「しか」をつけると感情が入るので、「5分やりました」が脳にとっては快適でしょう。

 ブログを合間の時間に読んで、読んだときに感じたことがあっても、そのままにしておくことが多いようです。ここでのマイルールは、「BLOGを読んで感じたことは、旬を逃さずメモに残す。スマホメモに入れておけば、コメントを書くときも投稿しやすい」というようにしておきます。インプットと同時に、アウトプットするときのことも意識することが鍵です。旬を逃すと、どんどん忘却の彼方へビヨンドしてしまうものなのです。
 そして、せっかく残したメモは、必ずコメント欄に投稿すること。自分の中で「コメント欄に残すことができた」という実績を作ることで、これまた脳が満足するでしょう。

 本当にちょっとしたことですから、少しの時間だけでできることばかりです。このちょっとしたことをしないと、イライラに繋がりやすくなります。この際、「旬を逃さず、忘れないうちにやる」は、ほかのことに関してもマイルールを適用することにします。だんだんと脳のキャパを広げていくのです。やがて、すぐにやらないと気持ち悪くなっていくでしょう。

 自分で作った生産性を上げるためのマイルール。数分でできることの積み重ねですが、このアドバンテージが、時間と心の余裕を作り、イライラ激減へと繋がります。そして脳に覚えさせていくために「ただやること」の繰り返し。

「やっぱり、ただやるってことなんですね!」とクライアントさんが納得して、20分セッションが終わりました。