「木を見て森を見ず」→森を見る傾聴をする。

 傾聴トレーニング(LTP)、8回目のレッスンがありました。6月より一番弟子になった方と実験的にセッションを繰り返してきました。毎回、驚きの発見があり、とても深い傾聴講義となっています。

 やはり、実践的のほうが身につくので、実際に周りの人の傾聴をする機会を作ってもらい、その時にどんな傾聴をしたのか? そこから、その日のレッスンのテーマが決まります。マンツーマンで教えているので、そういうことが可能になります。

 前回からの傾聴の進展としては、相手の思い込みを見つけることができたようでした。でもそれをどうやって手放すのか? 日々にどう落とし込んで行くのか? というところで、どうフィードバックしようかと、迷いが生じたようです。

 相手の思い癖を見つける対話までできるようになったということは、傾聴が深まっていることだと思います。でもどう手放すのか?というところが、次の課題のようです。

 だんだん、私は見えてきました。生徒さんは、頭を抱えて「えー!!!!」となっていました。(笑)想像にも及ばないことだったようです。

 これは直接、そういう局面になった人にしか伝わらないことだと思うので、ここにエッセンスだけ書くと、「具体的でなく、抽象度を上げて聴いている」ということでした。ことわざで言えば、「木を見て森を見ず」です。ライフコーチとしての私がどこを聴いているのか? が、言語化された瞬間でした。やはり「聞く」ではなく、「聴く」です。しかも、無意識の部分を聴き取ろうとしていました。これはいい発見でしたね。伝えようと思う相手がいないと、言葉にならなかったと思います。ありがとうございました。