一見わかりにくい自己否定。

「この3ヶ月間ありがとうございました。一時は闇の中にどっぷり浸かっていたので、今の平和が嘘みたいです」とご感想を頂きました。このニュートラルな状態をキープするために、引き続きセッションは続きますが、ひとまず大激変の3か月でした。

 以前の90日コーチングのときは、ずっと務めていた会社を辞めるという大きな決断がメインのようなものでしたが、今回は、その続きがあったのか!『アナ雪2』ではないですが、(笑)え?まだ続編作れたの? という驚きのストーリーとなりました。クライアントさんは、前回の『me,too』の続きを書いてみられるそうです! 

 クリアしないと、何度も同じ目に合うとは言いますが、クライアントさんのクリアしなくてはいけなかった部分は「自己否定」でした。その自己否定は、一見わかりにくいものでした。


「転職した会社で、前任者の引継ぎを受けているのですが、その方、すごく仕事ができる方で、本当に勉強になるんですよ!」と、今年の春くらいにお話しされていたのです。

 その前任者が辞めることになったら、自分一人で出来るかどうか不安なので、ということも話していましたが、まあ、優秀な方からの引継ぎですから、どうにかなるだろうと、私も思っていたのです。そして、辞めるころにコーチングで伴走してほしいとご依頼を受けました。

 当初は、日々の仕事の頭の整理として、伴走するのかしら?と思ったのですが、オリエンから何か様子が違いました。「今回は、深いところから変わりたいのです」とクライアントさんがおっしゃったのです。話しながら「心の声を聴く」とか、「人に助けを求める」とか、「インナーチャイルドに耳を傾ける」などキーワードが出てきました。

 それで気づいたことが、自己否定の表れとして、相手を奉りすぎていたということです。相手のことをよく言うとき、逆に言うと自己否定の表れだったのです‥‥。