クライアントさんは、年末の旅行を楽しみにしていましたが、行く先が現在大変なことになっていて、空港からホテルに到着できるのか?など、不安で仕方ないようでした。でも、行くことにはしているそうです。何度も行ったことのある場所のようですから、具体的な予定は立てていないようでした。
「不安でしかないですね…」
「何度も行ったことのある国ですよね。市内がだめそうなら、電車に乗って郊外とか、ほかの国へ行くプランも考えられますよ。バスのツアーがもし運航しているのなら、郊外の観光とかもあると思いますし。いつもと違う旅行ができるじゃないですか」
「あ、そうか!全く考えていませんでした」
クライアントさん、全く他の可能性を考えていなかったということに、私はびっくりしましたが! 一緒に行く方も、計画はクライアントさん任せにされていたようなので、当てにならないですね。(笑)
それから、電車のチケットが買えるサイトや、おすすめの近隣諸国、郊外、日本語のバスツアーなど、情報を提供しました。だんだん、クライアントさんも楽しみになってきたそうです。実際に、郊外の古城ツアーを予約されたそうです。
1つがだめなら、もうダメ…。そんなはずはありません。ダメということは、他の可能性があるってことなんですから、むしろ楽しみになるのです。
ちょうど1D1U Camp中で、「ジャッジしない」ことについて考察している最中です。ジャッジすることで、「これでもう方法はないんだ…」と考えてしまい、もうそれ以上自分に問いかけなくなるのです。
他のクライアントさんが、ハーフマラソンに初チャレンジということですが、実際にその距離を走ったことはないそうです。ですので、残りの1週間どう過ごすか? 考えていました。参考にネットで検索したら、「走らないほうがいい」と書いてるサイトばかりだったとか。
「走っちゃダメなの?」と、そこでクライアントさんは、フリーズしていました。20分セッションの中で、他の可能性について考えてみました。
「走っちゃダメというのは、怪我をしないようにってことでしょうね。だから出来ることは、筋トレをして、足腰を強化するとか、20キロは走らないとしても、いつものランニング時間を長くすることで、これくらいなら走れそうだと、自信にもつながるでしょうし。給水はどうするか?とか、当日のシュミレーションもできますよね」
私は全く走ったことないですが、想像できることはありますね。クライアントさんは、事前に90分連続でジョギングをしてみたそうです。また、給水代わりになるゼリーも買ったようでした。
そして、20キロ完走できたそうです!素晴らしい!!!
ジャッジは、行き止まりになります。そのほかにも可能性を考えることを、デフォルトにしていきましょう。Neutralであること、豊かな人生には必要な境地なのだと思います。
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