「コーチングとは何か?」| LTP傾聴プログラム 空きが出たので募集します。

 9回のレッスンが終わった方は、「コーチングとは何か?」ということをテーマに、研修で学んだことから疑問に思ったことを、実際にコーチングの現場にいる私に質問という趣旨で、受けていらっしゃいました。毎回、私も言語化したことのないことをお答えするという、Deepな9回シリーズでした。

 最後のレッスンで、相手の話していることにすべて承認していくような傾聴では、うまくいかないのではないか? と。相手の中にない枠組みを作ってあげること、ある意味正解がないようで、正解のほうに導ていくという、哲学的な、宗教的な、神的な、魂が成長していかなくてはいけない方向を教えていく必要もあるのではないか? という話にもなりました。

 そうしないと、相手の中に一生気づけないことも起きるのではないかと。

 例えば、私が自分のコーチに「ひとり旅が苦手」だというと、「だから行くんだよ」と言われたことは、私を大きく成長させました。ずっと苦手のままだったら、ひとり旅をしない人生になってしまったかもしれません。

 アパレル店長のときに社長に言われた一言、「マクドナルドのことはすべて忘れてください」という言葉。これは、「過去の成功体験を捨てなさい」という意味で言われました。

 1年間、試行錯誤はしていてもスタックしているところに、洞察力のあるフィードバックによって、ブレイクスルーしてきたことは確かなのです。そういう言葉をコーチングの相手に言えるコーチかどうか? 

 私は言っていると思います。私の経験から発している言葉です。でもあとから考えてみると、「執着を手放す」とか、「利他的になる」など、哲学的な用語によって、「私はそう言われることが必要だったのか」と、自分がコーチになってみて、ある意味成長法則に乗って、歩んできたんだなと思うことはいっぱいありました。

 そういうことを教えるというのは、とても難しく感じます。そこは教えられることではなく、生徒が自分で気づいていくことだからです。コーチ自体がやはり成長をしていかないと、自分の中にあるものでないと、相手のことは観られないのだと思うのです。私は、だからライフコーチになったことで、自分が成長している実感がとてもあります。ある意味、自分で哲学をつくっている、そんな気もしています。


p.s. LTPの1タームが終わった方々の枠が空きましたので、2名募集致します。