1D1U 15rh Campのテーマは「洞察力」なので、どこに対しての洞察力なのか?を考える毎日です。人を見る目の洞察力なのか? 例えば映画など作品に触れたときに感想を言える洞察力なのか? 人が発した言葉の裏を想像できる洞察力なのか? 時代を見据える洞察力なのか? 自分のことを洞察力をもって見ることができるのか? 日々の出来事を洞察力をもって見られるのか?
私は美術が嫌いだったかどうかというと、勉強しないでものづくりができるという意味では嫌いではなかったです。しかし、まったく美術館など行かないタイプでしたので、それって美術に興味ないですよね。妹は中学からエスカレーター式で美大卒ですが、話が合わないのであまり話さなかったですし、(笑)美術系の人たちにどちらかというと、苦手意識を持っていました。だからやはりアート思考ではなかったのかもしれません。
しかし今、絵を描くようになりましたし、華道をするようにもなりました。1D1U kitもすべて自家製。アート思考でなかったひとが、アートライフになってしまったようです。私がサラリーマンだったころ、マニュアルありきの会社は、「正解を見つける力」が大事でしたが、時代の先を読むことが必要になったアパレル店長時代は、「答えをつくる力」を鍛え上げられました。明らかにそこが、アート思考に変化していったターニングポイントだったと思います。
つまり、『13歳からのアート思考』の本で言わんとしてることは、「自分なりの考え」を出しなさいということでした。「どんな考え方をしたらいいのか?」ということばかり探している人多いですよね。かつての私がそうでした。そうではなくて、自分がその事実から、どう思うのか? どうしてそう思うのか? と考えることがアート思考なのです。そう考えられるようになれば、自分なりの答えを出せるのではないでしょうか。私は出せました。
私がコーチの仕事になってからも「自分なりの答え」を追求すべく、いろいろなセミナーを企画してきました。でもだんだんと自分なりの答えが出てきて、あとはどんな自分なりの答えを出せばいいのかな?と思う時期にもなってきたので、改めて「自分なりの答え」にまた意識を向けて、新しい問を持つ時期なのかもしれません。そのためにこの本を手に取ったのだろうというのも、自分なりの答えです。(笑)
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