発信が続いているのはなぜ? 最もな理由。

 発信をはじめては、これではないと辞めて、また別のコンセプトで発信をはじめてみては、これではないと辞めて…そんなことを繰り返している人はいませんか?

 「私です」とクライアントさんが言いました。今回もまたそんなタイミングのようです。

 ただ以前と違うのは、会社を辞め、復活後は別のところへ。働く日数を減らし、新しい勉強をしていらっしゃいます。今度こそ、自分らしい発信を始めることができるでしょうか? 


「発信を続けられる人と、そうでない人の違いってなんなんでしょうね?」

 このテーマで、私もクライアントさんと何度も対話を積み重ねてきましたが、今回ほど、最もらしい答えに辿り着いたことはありませんでした。

 「一つのことをずっと続けられる人はいいなぁ」と言います。それで収入を得ているかどうかは関係なく、ずっと同じ発信をしているような人です。その方は、いろいろなことに興味を持ち、探究しては飽きて、また次…みたいなところがあるようです。しかしスペシャリストなのかというと、そういうわけではありません。でも今の時代、ひとりがいろいろな才能を開花させることは、むしろ楽しい時代です。「1つのことに絞れていない」のは、単に続かない理由にしているだけであると思いました。 

 私は言いました。「発信を続けることでしか、見えてこない景色がある」と。だから何しろ発信してくださいということです。途中で辞めるか、鞍替えする人がほとんどですから。

 そのあとにさらに気づいたのです。私がいろいろなテーマで発信をしているのは、「すべてのことが、仕事につながってくるのを感じているから」です。

 最近お金のことを勉強していて、気づいたことがありました。

 サラリーマンは経費が計上できないから、お金を使ったら返ってこないイメージ。一方、会社を持っている人は、たいていのことは説明ができれば経費に計上できます。例えば、最近購入したプロジェクターも経費です。だって、ブログに「プロジェクター買いました!」と書いているのですから。(笑)

 クライアントさんにとっては、今までの発信は循環を感じられないから終わっていたのかもしれません。これからの発信は、循環を感じられるから続けられるでしょう。まだ開業はしていませんが、今やっていること全て開業準備金です。もう循環は始まっているのです。そのことにもクライアントさんは、気づいていませんでした。

 つまり、今まで続かなかったことと、これからすることは次元が違うから、続かなかった過去はもう関係ないのです。


 今日、なかなか自分の体験談を文章にまとめることが進まなかったクライアントさんが、1D1Uユニタス企画をされました。「自分の体験記をシェアする」ことに決めたら、一気に体験談のアウトプットが進んだのです。また発表の仕方についてのコーチングも受けているので完成度が高く、コーチとして嬉しくなりました。

 ひとりでブログに体験談をアウトプットしようと思っていたときは進まなかったのに、観客がすぐ目の前にいると行動が進みます。しかもZoomですから、どのように届いているのか?反応が見られるのです! 

 つまり、継続力のある人は、自分の出したものが返ってくる感覚をただ持っているだけです。それが楽しく感じられるのです。

 冒頭のクライアントさんに、完全に新しい肩書と目標を授けたら、大爆笑でした。(笑)