ずっと望むものがやってこないという問題。

 転職活動の面談の度に、「将来こうなりたい」と言えない自分に、ずっと困っているクライアントさんがいました。新しい話がきても、「本当にこれでいいのか?」となってしまいます。半分はOKだけど、半分は自分のやりたいことではない、というような感じです。

 それでは、ずっと自分が望むものがピッタリとやってくることは難しいかもしれません。独立でもしたら、きっと自分の望む形を築けるのかもしれませんが、まだそこまでの勇気もないようです。

 ずっと望むものがやってこないという問題。それは望みを言っていないからというのもあるでしょう。自分の中では「こういう仕事がしたい」と思いながらも、伝えられていないのではないでしょうか。

 伝え方を心配しているところから、過去の後悔、罪悪感として今も思い出すことが特定されました。「そんなのはお互い様だから、気にすることない」というようなことです。しかしその罪悪感から、遠慮をしたり、妥協をしたり、自分の考えは言わないようにするようなことが、日常茶飯事になってしまったようでした。

「自分のことをずっと責めてますよね。それでは実家に帰っても、疲れちゃいますよ」と私はフィードバックしました。

 するとクライアントさんは、自分がいかに妥協をし、自分の意見を封印してきたかを白状されました。逆に言うと、相手を信頼していないから、言えないのです。「全然信じていませんでした…」とまた白状となりました。

 自分の罪悪感を手放すとともに、相手を信じることも必要です。「相手はきっとわかってくれる」と思いながら話すと、本当に通じてしまいます。私はいつもそんな気持ちを心掛けています。

 自分のことを自分で責めないでください。自分を大切にしましょう。そうしないと、願いを叶えたいのに、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようになってしまうのです。

 自分に正直に生きている人の方がいいことあります。新庄BIG BOSSは、いきなり新ユニフォームにダメ出ししていましたが、本当に正直な人だなぁと思いました。(笑)