ただいま1D1U Camp で、「Sustainable(持続可能)」について考察しています。そこで、インプットとアウトプットの循環に関してご質問をいただきましたので、こちらで考えをシェアさせていただきます。
Q. アウトプットのとき、無私(自分を消す)な言葉選びのポイントを教えていただきたいです。
A. 言葉選びとなると、「決めつけない」ということになると思います。
「・・・は多いです」と書くのか?、「・・・は少なくありません」と書くのか? かつての私は「絶対に」と、無意識でよく使っていましたが、それも封印しました。絶対ではないこともあるからです。つまり、「事実を書く」ことがポイントになります。
私は「自分を消す」と、ずいぶんと戦ってきました。独立後、会社にいるときよりも、ダイレクトに自分のミスが痛恨のミスになり、「自我を消す」という課題が自分の前に立ちはだかったのです。
それまでは、何にも考えずにアウトプットしていたのですが、どうやら自分を消さないと、こちらは意図していなくても、相手を否定してしまうことがあることに気づいてしまったのです。自分が正しいような物言いをしていると、相手を暗に否定することになったり、決めつけや、ジャッジになっていたようです。
また、こちらがものすごくポジティブな気分を、あからさまに表現しすぎると、相手がそういうテンションでないとき、読むのが辛くなります。つまりニュートラルな文章が、「無私」に近いと思います。
ニュートラルな調整の仕方としては、まずアウトプットしたいことを書き、あとから自分が出ているところを消すようにしています。だんだんとパターンがわかってくるでしょう。極端に自分を出す文書を書いて、極端に自分を消す文章を書いて、検証してみると、違いがよくわかると思います。
しかし、人によってはキャラクターを出した方がいい人もいると思うので、例えば、上沼恵美子さんとかは、自分を消してもらっては困りますからね。(笑) もともと完全に消したい人もいるでしょうし、半分くらい自分を出したい人もいるでしょうし、ケースバイケースです。いずれにしても自分はどのような感じが向いているか? 両方やってみてもいいでしょうね。私も両方やってみて、今に至ります。「隊長」くらいがちょうどいいようです。(笑)
ということで、たくさん意識しているところはあるのですが、最初に決まりをインプットすると書けなくなりますので、まずは書いてみましょう。
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