書く習慣の最たるもの。

 本日は私がセッションを受ける日で、特にテーマはなかったので、最近の出来事をずっと話していました。特に、映画やピアノリサイタルについて話している時間が長く、そのほかの小ネタについても、オムニバス形式で話していました。

 映画については、ウエス・アンダーソン監督作品についてと、ドライブマイカーについて話ました。相手が知らないことでしたので、内容と感想がわかりやすく伝わるように心がけて話しました。

 次は、ピアノリサイタルについてです。一昨日、反田恭平さんの生ピアノをはじめて鑑賞したのでその感想と、その流れで、反田恭平さん、フジコヘミングさん、辻井伸行さんの音の違い、パフォーマンスの違いについても私見を述べていきました。全て同じピアノの音に聴こえていた昔に比べると、ずいぶんと違いを語れるようになったなぁと自分で話していて感じました。

 ピアノつながりで、私が30年弱ぶりにピアノの練習を再開したきかっけも話ました。ボイトレの先生とのやり取り、久々の鍵盤初日から、3日目までの指の変化など語りました。急にピアノを復活させたので、コーチもさぞかし驚いていましたが!昨年の朝型、自炊以来の突拍子のなさです。(笑)

 普段のセッションでも、傾聴しているだけでなく、クライアントさんにとって必要なエピソード、本、映画、イベント、モノ、場所など、いつでも私の頭の中の引き出しから、するするとアイデアがでてきて、相手に渡すことができます。


 私の頭の中は、ワインセラーのように年代、春夏秋冬くらいには分かれて貯蔵されているので、すぐに引っ張り出せるのです。なぜそのようなことが可能かというと、やはり書く習慣です。

 写真はグーグルフォトに当日中にまとめますし、動画は、YouTubeにアップしておきます。 映画、コンサート、旅行の感想は、ブログに貯蔵しています。ピアニストのそれぞれの違いについて、コンサートの度にブログに感想を書いているので、どの様な感想を持っているか、すぐに取り出すことができます。「言葉にできないけど素晴らしい演奏だった」で終わっていたら、そうはいきません。たいてい、すぐには言葉にできないものです。イベントが終わった翌日までには振り返りながら、もう一度出来事を味わうように、感想を言葉にしていくと、潜在意識の方から感想を引っ張り上げてくることができるのです。

 毎回、時間のかかる作業ではありますが、改めて感想をブログに詳細に綴ることによって、調べなくてはいけない作業も発生しながら、また新しいインプットもできるのです。そういう1回1回の作業が、気づけば引き出し多くなっていた、ということになります。自分は作業をするだけで、脳が自然と最適化しておいてくれます。

 引き出しに整理されていれば、脳に余白ができるので、またそこに新しいインプットをしまうことができ、吸収力にもいい影響を及ぼすことができます。

 「毎日のカバン、どこに掛けてる?」とLINEで幼馴染友人に聞かれて、「毎回、鞄の中身を出して、収納にしまっているから、そもそも掛けておかないよ。1分で片付けられるから」と言ったら、冗談で「結婚してください」と返事が返ってきて笑えました。(笑)

 一遍にやると大変なので、少量のうちにどうにかする。頭の中の整理整頓も鞄の整理と同じなのです。