聴き手がいて、はじめて明かされる真実。

 先ほど、毎日の日課のオンライン英会話レッスンがありました。予約していた先生が変更になり、代替講師に。24歳のフィリピン男性の先生で、レビューもよさそうなので受けることにしました。

 今日はカランレッスンでなく、日常会話のレッスン。テーマは「SNS疲れについて」でした。予習もしていたのと、日常のテーマでもあったので、9分ほど時間が余りました。

 途中で、オンラインでライフコーチをしているという話をしたら、ライフコーチに興味があると言われたので、残りの時間「今から、コーチングしますよ!」ということになりました。(笑)

 「最初はどんな話をするんですか?」と聞かれたので、「最近どうですか?」でアイスブレイクをしてもらい、次に「何をテーマに話したいですか?」と、いつも通りに進めました。

 すると、「自分が将来何をしたいか?」という王道のテーマでした。先生と言ってもまだ24歳の青年です。今は英会話を教えているけれど、自分のビジネスをしてみたいそうです。しかし、勇気もないし・・・という、いつものパターンに。(笑)

 ところが、途中から「料理を作ることが好き」という話題になりました。子供のころからお母さんが料理しているのを見たりするのも好きだったそうです。

 料理屋をやってみたいというので、まずはお弁当屋という手もあるよねという話になり、日本のお弁当はとても美しく盛り付けられているから、参考にしてみるといいよ、となっていきました。たった9分でしたが、はじめての人との会話を楽しみました。

 傾聴のスキルがあると、短い時間でも会話は深まっていきます。そして相手も話を聴く人だとわかっているので、自分のことを自由に話せます。




 昨日、ホリエモンチャンネルに出演していた菅前首相の動画をすべて視聴しました。支持率がかなり下がった状態で突然の辞任を表明されたので、どちらかというとポジティブな印象を持っていなかったのですが。

 政治にも詳しい堀江さんが聞き手となって、菅前総理は怒涛の1年を、理路整然と数字を用いながら淡々語り、事実が明らかになっていきました。1年間の間に、色々と改正されていたことに今頃気づかされました。国民のために自分を消して、責任感を持って取り組まれていた姿勢が伝わってきて、感動しました。インタビューの最後には、「また総理になってほしい」と、堀江さんも、進行役の方もお願いしていたほどです。

 こうして十分に話せる時間と、よい聴き手がいることで、今までヴェールに包まれていたことが明らかになり、感動を与えるものになるのです。

 ほとんどの人が、話を聴いてもらえることはありませんし、自分から話すことも遠慮されるでしょう。だからこそ、コーチの仕事はあるのかもしれせん。そして人は話してみないと、自分の思いにも気づけないし、自己承認できないのかもしれません。感動の神対談はこちらです。