自分の好きなことだけ、やりたいことだけをやる、それ1本で深めていきたいという方もいらっしゃると思いますが、それだと、自分の世界が広がっていかないと感じている方も少なくありません。また、世界を広げたいと言いつつも、人からの提案を素直に受け取ることができず、「それは、やりたいことではないし…」で、やらない選択になっていたりします。
自分の好きなことだけでは、世界は広がらないようです。わかっていながら、広げることができない。広げたいと思わない場合もありますが、広げたいのに広がらない人はどうしたらいいのでしょうか?
一方、私はできるだけ自分のできることの世界を広げたいタイプです。独立後、ひとり旅、英会話、ヨガ、ボイトレ、イラスト、最近は、自炊、早起き、山登り、30年のブランクでピアノに挑戦しています。特にこの10年で自分のできることの世界がどんどん広がったと思います。
自由な時間があるからというのもあると思いますが、「好きでも嫌いでもないこと」にも、自分のところに巡ってきたのなら、首を突っ込んでみるタイプです。イラストを描くことも好きでも嫌いでもないことでした。マクドナルドからアパレルに転職したときも、そんな感じでした。そんな様子を見ているクライアントさんから、こんな質問をいただきました。
★Q
「好きでも嫌いでもないことをただやる」の境地が難しそうだなと感じています。まだ何もやっていないからなのか。嫌いじゃないから続けられるのでしょうか? 隊長は、もともと体を動かすのはお好きでしたか? ピアノも元々お好きだったのでしょうか?
★A
運動系は、走ったり、跳んだりは得意な方でした。ピアノは、ピアノというよりも、歌ったり、笛を吹いたりするのが好きでした。なので、弾き語りは、わりと自分の好きなことに近いと思います。
一方、「ジムに通う」のは、運動が好きだからというよりも、「成功者はジムに通っているから」という理由で29歳からジムに入会しました。そのころはサラリーマンで忙しいため、週1しか通えませんでしたが。
「ヨガ」をはじめた理由は、「せっかちな性格を直すため」ということで、柔軟性よりも、マインド系でした。私にとって運動をすることは、マインド的な理由が多かったのかもしれません。そしてなにより、運動したほうがいいに決まっているではないですか。
アパレルに入社したときは、ファッションに興味がないので、入社してから困りましたが、そのなかでも自分が好きで得意なことを探すように努めたら、「接客が好き、顧客管理が好き」ということを見つけました。それが、のちに店長ブログをはじめることにつながっています。
人からアドバイスされることも、本当は好きではありません。しかし、一応考えるようにしています。提案を拒否し続けると、誰も何も言わなくなりますからね。
実際のところ、「そのアイデア+自分なりのアイデア」を組み合わせて、自分がやってみたい形を作るようにしています。そうすると、唯一無二のカスタマイズされたアイデアになります。オマージュし放題ということです。(笑)
つまり、自分にとって都合のいい理由さえ作れれば、好きでも嫌いでもないことも、始められるのではないでしょうか。結局、自分の好きな形に当てはめているのです。
そして世界が広がれば、いろいろな人との会話も楽しめることができます。ファッションや料理の話、話題の映画のトピックがでたとき、いつももじもじしていましたが、今はコンプレックスを克服できて、いろいろな人と楽しみを共有できることが幸せな時間にもなっています。できないよりできるようになった方がいいし、1回でも経験してみたらいいです。素直な心も大切ですね。
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