ある40代のクライアントさんは、夏の終わりは心身ともに「廃人になりたい」と口にしてしまったほど、家族や仕事のことで、大変だったようです。本当は娘さんと向き合う時間も取りたいのに、仕事を優先させていたことにも気づいたようです。そして、これまでの働き方を見直すことの背中を押されたようでした。
「働き方を見直したい」。私もそんな風に思ったことを思い出しました。私が35歳7か月のときの、与論島一人旅です。結果が思う通りに行かなくてイライラしていたり、常に先へ、先へと考えて、今を生きていない状態でした。もっと長期的に人生について考えるときなのではないか? このような働き方では長くライフワークは続けられないか? サスティナブルライフにするには? など、考え始めたのです。
そういえば、仏陀が悟りを開いたのが35歳8ヶ月という話があります。まさに私も35歳真っただ中で、自我を消すことについても考え始めたのです。
クライアントさんの35歳は、ちょうど妊娠をされていたそうです。そのタイミングで、働き方を見直してもよかったのか、と、このセッションの中で、今さら気づきがありました。あの時変更せず、ライフスタイルは変化しているのに、以前のままのやり方でやらなくてはならないと、無理していた歪が今爆発して、廃人に。(笑)
他人や世間の目でなく、自分の心、身体の声を聴きましょう。余裕がない時は、変更していく必要がありそうです。大きな歪からの大爆発に、クライアントさんも、大笑いしながら気づいてしまい、スッキリしたようでした。
「短距離走から長距離走型の自分を作っていこう」と、12年前の自分はそう決めて、ヨガ、カイロプラクティック、毎日のジム、瞑想など、日課にしてきました。今でも継続しており、35歳の頃よりも、今の方が身体がしなやかで、軽く感じています。サスティナブルな生活になって、マインドもニュートラルで、穏やかに過ごせています。
直近の目標達成に追われるよりも、自分を長くいい状態でキープするための日課の上に、仕事が成り立っているという感じになりました。
あの時は、自分のフォーマットを変えることが、恐怖でしかなかったのですが、実践してみて思うのは、サスティナブルな自分になる宣言は、間違えじゃなかったということです。30代に疑問に思っていたことの答え合わせが今できるようになってきました。
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