弱みを克服して、自分の新しい扉を開けよう!

 今日は私がセッションを受ける日で、私も「自分の強み」についてテーマにしてみようと思いました。取っ掛かりとして、ストレングスファインダーの話を持ちだしてみたところ、播磨さんから別の視点が飛んできました。

「僕が認識している強みというものは、生産性があるかどうか。お金を生んだり、ファンがついたり、自分が成長できるものが強みの定義で、だから弱みから生産性につながるってこともあるよね」

「確かにそうです。私の場合、殆ど弱みが強みになってきています。聴くことが全くできないから、コーチングを勉強しましたし、ファッションが苦手だからアパレル店長になったときに必死で克服しましたし、ひとり旅が苦手だから、敢えて毎年ひとり旅をすることにしましたし、せっかちな性格もわざとゆっくりするようにしましたし。映画の感想なんて書けなかったですからね。でも書けるようになろうと努力してきました」

「ボイトレや英会話もそうやね~」

「そうですね。それらは少しくらい芽はある気がして始めたものです。でも聴くことに関しては、まったくゼロのところから始めましたもんね。話す方は得意で聴くことは全くできなかったし」

「僕も同感やわ。話すことのほうが得意で、聴くことはできなかった。今も聴けてるかどうかわからないけれど。(笑)」

「あはは。同じですね。そう考えると、生産性を生むのは弱みのほうからですね」

「今の話聞いてて思ったんだけど、堀口ちゃんの強みは『克服』やね。困難に立ち向かうという感じ。でも、周りから見たら『あの人最初からできてる風』に見えていると思うよ。さらっとやって、あくせくしている感じがしないから」

「いやいや、いまでもできてるとは思えていなくて、『できてきたなぁ』というくらいです。私の中で『できた』と思えたことはないんです」

「え? そんな風に思ってるの? そこは意外やったわ」



 実際のところ自分でビジネスをしていると、お勤め時代よりも自分の時間が1日あたり+8時間あるわけで、暇な時間もいっぱいあります。だから、あまりあくせくしているように見えないだけなのかもしれません。セッションでわかりきっている自分を再認識したわけですが、「弱みの克服」というところが主だった?! というのは新しい発見でした。弱みから生産性が生み出される典型的な例です。

 強みを見つけなさいと言いますが、「できない自分」にフォーカスしているというのが、私の生き方です。そもそも、はじめからできることなんてないのではないかと思っています。自分がわかりきっている出来ないことを克服するのではなく、目の前にあることで必要に迫られて、これ出来ないと新しい扉が開かないというほうの弱みを克服する方向へ行くと、流れに乗っていくのだと思います。