周りの人が気になっているひとこそ、自分を見て欲しいと感じていて、でもそれは、自分で自分を見ていないのかもしれません。

 会社のサービス研修で、「笑顔がぎこちなかった」自分に気づき、同時に心の中もザワザワっとしてきて、急遽、東京研修のついでに私との対面セッションのお申し込みを頂きました。
 もともと、現場の人と同じ研修に参加する本部の人という立ち位置も、居心地があまり良いものではないようでした。「あなたは負けず嫌いだから、出ないと後悔するよ」というのが、上司的に背中を押す言葉だったようですが、クライアントさんは、あまりしっくりきていないようでした。

 研修の中では、自分から見た自分、他者から見た自分を見比べるというのもあったようで、そこも客観視する機会になったようです。他人から「頼りがいがある」ように見られていることは、自分ではそうは思っていなかったそうなので、嬉しい誤算だったようです。

 しかし、「親しみやすさ」というチェック項目には、誰もチェックを入れていなかったということも見えてしまい、やはり「笑顔のぎこちなさ」に、ここでも気づいてしまったようです。

 ずっとお話しを聞かせていただき、感想をフィードバックしました。「自分がどうしたいというよりも、人の話ばかりに時間を費やしているようですが…」と。
「周りの人のことのほうが気になっているのか…」とクライアントさんはハタと気づかれました。

 まずは、気になっている「笑顔について」の話からしました。私もスマイルがぎこちなくて、マクドナルドのときに、上司に指摘を受けることがしばしばありました。「60秒の間にどうやって笑えっていうんだ?!無理!」と怒っていたくらいです。(笑)無理矢理自分が楽しいシーンを思い出したり、自分で笑顔になるにはどうしたらいいのだろう?と3年考えても答えがありませんでした。
 あるとき、自然に笑顔ができるアルバイトに「なんで、自然にスマイルできるの?」と私は質問をしました。彼女は、「お客様が無愛想でいるほど、笑わしてあげたいって思うんです」と答えました。私は、自分がどう笑顔を作るか?で散々悩んでいましたが、彼女の視点は、「相手を笑わすために自分が笑う」ということだったのです?!自分が笑おうと思うとできないですが、相手を笑わせようと思うと笑えたのです。

「相手が笑ってくれたら、自分の喜びにもつながるってことなんですね!」とクライアントさんは、ご自身で言葉にしながら、視点も変わりました。相手を幸せにすることを考え始めたら、言動はどう変わるでしょうか?

 そして、自分を見ることについて、話は進みました。実は、3年前にオンラインセッションを1度受けられている方です。そのときにファッションの話になり、私が「自分のことをよく鏡で見ることが大事ですね」と言ったことを、今でも覚えていらっしゃいました。そのときから、「自分を見る」ということが課題として挙がっていたのに、やはり苦手意識を持たれていました。

 自分で自分を見ないから、人からどう言われたのか?が、印象に残ったりするのです。だけれども、人からの評価は見えるところだけであり、自分の努力は自分が一番知っているもの。人からの評価はたいてい外れているか、うわべだけです。自分のことをみることができると、相手の発言はニュートラルに受け取ることができるようになるのです。

 「私は、自分が心地よくないのは、人のせいってなっていますね」とクライアントさんが、客観視されていました。自分のことが客観視できれば、あとは理想の自分の言動に、自分で変えていくことができるでしょう。自分で自分を心地よくすること、他人を心地よくしたいと思うこと、にフォーカスすれば、人生はもっと楽しくなるのです。

 自分で自分のことを心地よくできないと、相手の発言も真意と違うとり方をしてしまいます。
「社長はとてもストイックに見えるので、もっと自分を認めてもいいんじゃないですか?と言ったことがあったのですが、受け取ってもらえませんでした」とおっしゃっていました。

 私が想像する真意はこうです。「社長は、自分のことを認めることができているから、次どうするかがが、分かっている。まだまだ、というのは、次の目標が見えているから。つまり、これまでの目標が達成できたと自分で認められているから」

 周りを気にして生きていると、きっと主体的に生きている人の視点は想像できないものになっていると思います。私もそうでした。自分の中にないものは、相手の中にあったとしても、発見できないものになっているのです。

 クライアントさんは「笑顔のぎこちなさ」から、急にセッションを申し込まれ、自分を客観視する機会に恵まれました。箱の中から、抜け出せたのではないかと思います。オンラインのセッションよりも、実際に会って話ができたことは、また違って、本当に来てよかったとおっしゃっていただけました。

 「まさに、自分のための研修だったのではないですか!自分のことと向き合う経験をさせてもらえたわけですし!」と言うと、クライアントさんはのけぞり返って、びっくりされていました。(笑)

 「そうだわ!」と。
 「まさに、私のための研修でした!ありがとうございました」と社長に伝えるチャンスですね。伝えることで、きっと社長は喜んでくれるでしょう。早速課題となった「人を喜ばせること」がもうできます!

 周りの人が気になっているひとこそ、自分を見て欲しいと感じていて、でもそれは、自分で自分を見ていないのかもしれません。

 主体的に生きれば、「これも私のためにあったのだわ!」と勝手に毎日感じることができて、(笑)とても幸せな気分でいられるのだと思います。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

全てはあなたのために起こっているのだと思いますが、最近何を受け取りましたか?


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