自分の中にある価値に自分で気づけるようになりたい。

 仕事などで、これでOKと思って提出しても、あとから修正されることが割とよくあるそうです。これでいいかな? とちょっと微妙に思ったところなどは、「やっぱり直された・・」となることも少なくないとか。自分への甘さを克服するための姿勢、精度を上げるために何ができるかを考えたいとのことでした。

 身近な旦那さんは、とても細かい方のようですが、クライアントさんは、持ち前の寛容さで聞き流してしまいがちで、せっかく言ってくれる人がいるのに聞き流してばかりももったいないかなと思ってきたようです。私のSTP2015発想法DVDでも、「当たり前のことを徹底的にやる」「自分が一番自分に厳しくなった」と語っていて、そこも気になったようです。要するに、もっと細かくなりたいということでした。

 自分自身で細かい視点を持つためにできることといえば、クライアントさんは趣味でブログを書いていらっしゃるそうなので、文章のノウハウ本を読んだりすると、書き方のバラエティーを知ることもできると思います。プロの視点は面白いし、世界が広がります。
 意外とノウハウの本は読んだことがないとおっしゃっていたので、これはいい機会になりそうだと思ったようです。

 日常生活の中でも、視点はいっぱい溢れています。私は物を買うときに、いろいろと検討比較することが好きなのですが、「もしかして、こんな商品あるのではないか?」と想像してから検索してみて、自分が想像していた商品が見つかると、うれしくなります。

 自分が観ない映画も、母や妹に誘われた場合、とりあえず行ってみたりもします。なるべく先入観を捨てるようにします。昔の私は、「私は見ない」で通すタイプでしたが、アパレルで店長になった29歳あたりから、苦手分野こそ知ってみるように努めだしたのです。守備範囲がずいぶん広がったのを感じますし、今の仕事でも「○○専門コーチ」とする必要がないです。色々なジャンルの人と出会うチャンスが広がるのを、楽しむほうです。

 クライアントさんは、自分が必要なものだけチェックして、これは要らないでしょ、と言う感じで、関係ないものはスルーしてたとおっしゃっていました。
 自分の必要なもの以外も見てみることが、精度を高めていく上でクライアントさんに必要なことではないかと見えてきました。

 2つ目のテーマへ進みました。
「自分の中にある価値に自分で気づけるようになりたい」というテーマです。90日コーチングを受け始めてから、自分のことを相手を通してみる視点が増えてきたようで、自分が「やるのが普通でしょ」と思っていたことが、相手からしたら「すごいよ」だったりすることに気づいたとのこと。それに驚いたようです。人との違いを知ると、自分の価値を感じていることが見えてくるのだと思います。

 子供のころ、友達の家に行って「そう言う方法もあったのか!」とびっくりしてしまう感覚だったり、外国へ行ったら、日本の良さに気付くこともそうです。

 最初のテーマと自分の価値をどう知るのか? のテーマは、実はつながりがあるのではないかと、私は感じてきました。「自分は自分」というのが、なんとなく相手を理解しようとしたり、考えを深めたりすることを止めてしまっているのではないかと。

 するとクライアントさんは、「私、獅子座なんですけど、獅子座的に、『自分は自分』という考えがあるんですよ」とおっしゃいました。人に自分が当たり前にやっていることを「すごいね」と言われて、びっくりするほどのものになっているのは、獅子座から来ていたとは!(笑)

 人によっては、人と比べると劣等感につながることもありますが、クライントさんは、比べても結構平気なタイプだと自己分析されていました。ではこれからは、比べてみて、自分との違いを発見することで、自分の価値も相手の価値も気づけていきそうですね。


 「獅子座が毛皮を脱ぐこと」。
 毛をまとっていないうお座からしたら、毛皮を着ていることのほうが、不思議だったりしますんで。(笑)


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

人との違いをどうとらえていますか?