【Launch編集後記】で、How much is it ?

 Launchの懇親会で、早速、会社以外の自分の名刺や、自分がこれからビジネスにしようと思っている作品など、紹介しあっている風景もありました。ある方は自分の作品を見せて、サービス内容をなんとなく言葉で説明したのですが…。「で、How much is it ?」と私が突っ込むと、「えっと…」と困っているご様子でした。ようやく値段を口にすると、既に個人事業主の人から「0が一つ足りないのでは?」と突っ込まれてしまいました。



 Launchするのは簡単ですが、買っていただくというステップが当然やってきます。しかし、そこまではあまり想像をしていないで生きている人が多いかもしれません。店長になる前の私もそうでした。

 販売業をしている人でさえ、自分のサービスとなると、値段をつけることは結構難しそうです。しかし、私はあまりそこを難しく思わなかったほうです。店長の仕事をしているときから、「なぜ、人は買い物をするのか?」ということを日々考えるようになったからです。

 「なんで、ここで買ってしまったんだろう?」いつも買い物をしたあとに、そう自分に問いかけるのです。そうすると、お客様の深層心理が見えてきます。自分が買い物をする瞬間は、一日のうちに何度もあるので、「秋限定に惹かれたな~」とか、「たった30円しか違わないのに、こっちを買っていた!」とか、「楽しいことを体験したいからお金を払った」とか、高額な商品を買う時も同様に分析してみるのです。

 値段より安く感じる! という「付加価値」をつけると売りやすくなります。私のEVENTは、30分セッションもついています。実は半分くらいの方は予約されないのです。(笑)いつまでとっておくのでしょうか? 有効期限半年にした方が、使うのでしょうか? でも無期限にしたほうが、サービスを受けない選択をされる人が多いので、私も余裕ができてしまいますね。一方、リピーターや個人事業主の方は、すぐに消化する傾向にあります。普段から「投資感覚」が、お勤めの方よりも身に着いているからだと思います。

 そんなことを日々考えるのです。
 アパレル店長の時、セールスが上がらなかった頃は、「店のスタッフをどうするか?」内側ばかり考えていました。セールスアップをしたときは、お客様がうちの店に入って、どんな瞬間からリピーターになって、顧客様になっていくのか? お客様になる道筋を考えながら、店舗運営をしていたのです。私も視点を変えた半年後には、セールスアップし始めていたので、売る経験をしたことがない人も、半年後くらいには、結構いろいろと見えてくるころだと思います。