言われたことに傷ついている自分から、ブレイクスルーするには?

 「変わりましたね」と、私のほうからフィードバックしても、「そうですかね?」と自分の変化を半ば信じられていなかったクライアントさんが、「成果を実感し始めてる。自分で実感できてうれしい」と初めて自分の口からおっしゃったような気がしました。コーチングは数年継続さており、今年は1か月以内に予約をしたい気持ちになっているから、定期的にセッションを行っていますが、その前は不定期といった感じでした。
「コーチングも何か成果を出してからと思っていたところが、1か月たつと、受けたいな、に変化してきたんです」ということで、やはり心境の変化が生まれていました。

 ここ最近の変化は、妹さんにしたアドバイスが役に立てたようで、妹さんからも感謝されたようです。相手に分かってもらえた感が嬉しかったとのことでした。
 そのほかの変化として、私のブログの理解度も高まったようです。確かにどこの立ち位置から読むか? で掴むものは変わるでしょう。そして、セッションのテーマも思うことが今までと違う感覚がしているとおっしゃっていました。

 今回の最初のテーマは、「相手の言ってくれた言葉に傷つく自分がいる」ということでした。これまでも何度かセッションで出てきています。しかし、本当の意味で腑に落ちないと、また同じような場面になったときに「またあれか」ということに人はなりがちです。

 一つは「言ってくれたことがありがたい」という受け取り方です。そこはクライアントさんも十分わかっているところです。だから、いちいち反論せずに受け止めるということはしているのです。しかし、「言われたことに傷ついている自分」とは、どのように絡まり合っているのでしょうか?

 「相手が言ってくれたことに対して、改善したんですか?」と私が聞くと、「していない」と返って来ました。家族間のことというのもあるのでしょうか。傷ついたり、腹が立って終わりということも少なくありません。でも、クライアントさんの心境は、今これまでと違うわけです。私も、いつもよりも声のトーンが明るくなっているのを、最初から感じていましたので、ブレイクするーできるのは今だと思いました。

「せっかく言ってくれたのだから、素晴らしい形で還元しよう!」と私は言いました。自分にとって不利なことを言われた場合、思い切って超プラスの発想をすると、運が良くなるのです。私はいつもこれで、ブレイクスルーをしてきました。心の中では、腹が立っていながらも、それ以上に超えてみようと思うのです。言われっぱなしが一番、カッコ悪いですからね。どんな出来事が起きたって、自分の追い風にしてしまうのです。すべては必然なので、能動的に考えれば人生が開けていくのです。




「びっくりするくらい変わりましょう。変わってくれたら、相手は喜ぶんですよ。妹さんとのことで実感されたんじゃないですか?」

「そうですね。私のアドバイスを妹が生かしてくれて、変化して嬉しいと思いました」

「そうそう、相手に変化と感謝を報告すると喜んで、また教えてくれるもんですよ。リアクションが大事なんです」

「リアクションといえば、昔話講座で学んだことがあります。言葉だけで楽しむ昔話だから…ということを説明してくれて、その講座の先生がやたらと相槌するんですよね。頷きすぎとその時は思ったんですけど、『頷くことで、話し手の人も喜ぶんだ。頷いてあげてください』と先生が言って、そういうものなのか! と初めて知りました」

「そうですよ。私も人前で話すときに、頷いてくれる人がいると話しやすくなりますもんね」

 クライアントさんのセッションの準備用紙に「人とのつながりをもつには?」と書いてありました。
「2つ目のテーマの答え、ご自身で見つけましたね。頷くことが、人とつながりを持てるってことだと思いますよ」

「そうか、頷いて話を聞けば、相手も喜んで話してくれるんですね!」

 そのまま、実家の会社の話になっていきました。家族でよく会社のことについて話すそうですが、いつもお父さんが話してばかりで、その場をどうしたらいいのか? と悩むとのことでした。

 ここでも、能動的にかかわるように視点を向けました。

「〇〇さんが、ファシリテーターしたらどうですか? お父さんは? お母さんは? あなたは? と、みんなにしゃべらせて行く役割ですよ。立ち位置からして、潤滑油になれるじゃないですか?」

「そうですね。私がファシリテーターになるのか。会社をよくしなくちゃと思っていたんですが、家族の中がよくなれば、会社もよくなるイメージができますね!」

 会社のことについても、クライアントさんはずっと悩んでいました。自分が経営者の視点がないからいけないんだとか、今までやってか仕事が職人仕事だったから、向いてないんだ・・・・と、ないものにフォーカスが向きすぎて、辛いことになっていたのです。

 これまでのセッションでは、「あるもの」や「今できること」「自分のやりたいこと」にフォーカスを向けていくことについて、扱ってきましたが、今回のセッションから、利他的な方向へと自然に歩みだしていました。人が喜んでくれることが、何よりの喜びになっていくのではないかと思います。

 これまでのセッションとの感覚と私も違う感触を得ました。まるで別人をセッションしているみたいにです。(笑)今までセッションで話してきたことも、一気に生かされていくんじゃないかと、これからの変化も楽しみです。




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