夢を取り戻すこと。

 現在、ひとみずむ5のメンバー5名と小冊子を作っています。今年は、構成をしっかり作ってから、エッセイを書いて頂くようにしているので、書く前に、題名と小見出し、あらすじを決める作業をしています。

 あるクライアントさんのテーマは「解放」と思っていたのですが、提出された初稿をずっと眺めていたら、テーマは、「夢を取り戻す」ではないかと思えてきたのです。

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そのクライアントさんから、テーマを知らせた後に頂いたメールです。

「夢を取り戻す」という切り口は私の中に無かったので、ビックリしました。
でも、確かに、「教える」ことをしたいといつも心の奥で抱えていた様に思います。
コーチングを通して全く新しいことを始めたというよりは、
それまで内に隠していたものを表に出すようになってきたわけですしね。
今、私は夢を取り戻しつつある・・・参考にします。
ありがとうございます。

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 本当にやりたいことはあるのだけれど、それは本当に本当なのかもわかっていなかったという、ややこしい構造になっていました。
 なぜならば、本当にやりたいと思ったときに、親から大反対を受けたので、最後のわがまま聞いてくださいで、実行に移したけれど、その期間が終了したら、すっかり夢を封印していたのです。

 そのクライアントさんは、やりたいことはあるけれど、どう実行に移していいか悩んでいたので、コーチを依頼したそうです。私からしてみたら、「それ、やらないんですか?」程度の事だと思っていたのですが、クライアントさんにしてみたら、「封印していた夢を行動に移す」という結構大がかりなことだったのです。

 ある時、大反対を受けたときのやりとりについて話すセッションがありました。クライアントさんは、セッション中、号泣です。自分を責めていましたから。その出来事が、クライアントさんの夢を封印させてしまった原因でした。それに気付き、過去の解釈が変わったので、傷が癒されていきました。これからは、自分を責めることなく、夢に生きる方向へと進んでいくのだと思います。

 『ずっとやりたかったことを、やりなさい』という本があります。人々の創造性を解き放つワークブックです。そのクライアントさんのセッション自体が、この本のようなことだったのかなと、思いました。 



 そして、考え続けていたら、自分のことともリンクすることを見つけました。
私も、「ずっとやりたかったことをやった」ところから、人生が変わってきているのです。
 アパレル店長のとき、お店のブログを書き始めました。まさかの人気ブログランキング1位を獲得し、セールスも劇的アップしました。また、独立へも繋がっていきました。流れに身を任せていたら、どんどん望む方向へ誘われていったのです。

 「ずっと」というところが、キーです。
私は、小学生のころから書くことは好きでした。小説を書くことは、したことはありませんでしたが、情報をシェアすることは、小学生のころからやっていました。小4のとき、「手芸新聞」を作っていたのです。手芸が好きだったので、自分が好きな手芸の本をまる写しでしたが、創り方についてみんなにシェアしていました。読んでくれていたのかは謎ですが。(笑)
 小6のころは、何新聞だったか忘れましたが、ワープロで紙面を創ったら、先生にびっくりされたことは覚えています。高校生の時は、コラムニストになりたいと思っていましたし、大学時代は、1日の分量が、結構長めの日記をつけていました。

 そして、社会人になり、マクドナルドに就職し、書くこととは縁のない仕事に就いていました。それから、アパレルに入り、セールスが上がらず悩んでいたとき、自分が好きなことをすることしかないなと、頼まれていないのに、ブログを立ち上げました。書いて発信することをしたかったのです。

 私が、夢を取り戻した瞬間は、2004年7月5日でした。
そこから、シンクロニシティが沢山おこりました。流れに身を任せて、独立の方向へ進んでいきました。
 今は、書く毎日です。なかなか、うまくなりませんが、修行だと思って続けています。

 クライアントさんは、「夢に生きる」のスタートラインに立ったところなのでしょう。
私が、このクライアントさんに体験記書きませんか? と声をかけたことも、クライアントさんにとっては、シンクロニシティなのではないかと思います。

 テーマ「夢を取り戻す」のエッセイ。私も楽しみになりました。

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

ずっとやりたいと思っていることは何ですか?


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