2年ぶりくらいでしょうか。以前にセッションを1年以上していたクライアントさんから久々にセッションのご依頼がありました。あるところで、ぱたっと止まっていたのですが、クライアントさんは、終わったつもりはなく、連絡しようと思いつつ日にちが経ってしまったと言っていました。
販売の仕事で、県内で1位を取れるくらいまで、どちらかと言うと「不得意」な接客でしたが、本当に頑張っていらっしゃいました。まずは、目の前の仕事を頑張ろうということで、そのまま頑張り続けて、最近、その上の営業の仕事に抜擢されそうになったそうですが、アピール不足が原因と言われて、自分よりも成績的には低いけれど、アピール力のある人が昇進してしまったそうなのです。
それで、少し燃え尽き気味になったところで、以前から興味のあったコーチングの勉強を始められたとのことでした。
営業に昇進目前で、他の人にポジションを持って行かれてしまい、だからと言って、コーチングは、まだ実践が少ないですから、副業までとは行かないところ…。この先、どこに力を入れて行けばいいのか? 悩んでしまったようで、セッションを依頼されました。
一通り、現状をお聞きして、感じたことを伝えました。
「コーチングの勉強も始めたことは、アピール材料になるから、アピールして、営業の仕事につければ、コーチングスキルも活かせるわけで、ちょうどいいじゃないですか」と。
しかし、クライアントさんは、沈黙していて、自分の思いがなかなか言葉にならないようでした。「アピールが苦手」が、頭から離れなくなってしまったようです。
「アピール出来ないと言うことは、営業の仕事になりたいという思いが、弱いからかもしれません」
「そうですか?」
(沈黙)
「会社にどっぷり漬かる人生はあまり望んでいないし、なるべく残業したくないと思っています」
「んーそうですね。出世するならば、それなりの覚悟は必要だと思いますけど」
(沈黙)
「今まで、数字は出せた達成感もありましたが、前年をクリアして行くだけというのは、モチベーションにならないし、販売戦略も会社から言われてやることが多いから、あまり販売が好きじゃないのかもしれません」
「じゃあ転職?」
(なぜか、電波が途切れて、一旦電話が切れる)
(戻って)
「これからは、今の仕事のままコーチングをするのか?それとも、コーチングがメインになるのか?わからないのです」
「正直のところ、コーチングですぐに集客するのは難しいですね。会社などで、実践を積めるのなら、できるといいですが。実践できそうな会社に転職とかもありですけどね。しかし、何故、なぜコーチングなのですか?」
(沈黙)
「自分もコーチングで変わってきたし、自分がしたことで相手は変わることはうれしいことだと思います」
「じゃあ、自分のこと、変化させてみないと」
(沈黙)
「なんか、自分が破けていない殻がある気がします」
「自分のやりたい方に進めないブロックですか? 躊躇しているのはなぜでしょう?」
(沈黙)
「広いところに出て行くのが苦手かもしれません。人前に出るのも、苦手ですし」
「人前に出て失敗するのが嫌なことですか?」
(沈黙)
「うまくいかないことで、あとで、嫌な思いをする自分が嫌になります」
「失敗してもいいんですけどね。克服すればいいし…。失敗している人の方が、成功しているんじゃないですか?失敗は成功のもとって言いますし」
「そう考えることはできます。失敗はしてもいいと思っているのかもしれません」
「人前に出ること、特別になること、注目されることが苦手ですか?
じゃあ、もしどうしても好きな女の子がいるときは、アピールしますか?」
「はい、それはします」
「本当にやりたいことならば、アピールできるはずですね」
(沈黙)
「出世することじゃないと思っているのかな。体裁の部分というよりも、自分の役に立つのかな? 将来につながるのかな? と言うことを大切に考えたいです」
「なるほど」
(沈黙)
「あ、ネガティブな面ばかりを見て、マイナスイメージになっていただけかもしれません。やりたいけど、時間がとられてしまうこととか・・・」
「余計なことを考えて、嫌なものにしていたということか。本当になりたい姿があるのに、できていない人ばかり探してしまう人っているんですよね。なりたい姿になっている人だけを見て、参考にすればいいだけなんですよ」
「わははは。営業にあがれば、新しい経験を積み、コーチングも実践できる。ステージアップもできますね。セッションの始めの方に、堀口さんが言ってくれたことで、もう答えが出ていましたね。(笑)」
「そうですね~。まあ、色々と考えてみて、今、自分で答えを言ったわけだから、きっと、○○さんは、色々考える自分と付き合いつつ、これからもゆっくりあれこれ考えて、決めて行ければいいですね。そうすれば、自分の行きたい方向が分かると思いますよ」
「本当にありがとうございました。また、よろしくお願いします」
ということで、90分経って、ようやく「やりたい」という心の声に辿りついたようでした。
「沈黙」の意味がとてもあったと思いますし、様々なバージョンについて考えてみたことも、答えにつながったのかなと思いました。アウトプットすることは大事ですね。途中、電話が切れたタイミングも、伏線になっていたように思います。(笑)
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分はどんなふうになりたいですか?
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
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販売の仕事で、県内で1位を取れるくらいまで、どちらかと言うと「不得意」な接客でしたが、本当に頑張っていらっしゃいました。まずは、目の前の仕事を頑張ろうということで、そのまま頑張り続けて、最近、その上の営業の仕事に抜擢されそうになったそうですが、アピール不足が原因と言われて、自分よりも成績的には低いけれど、アピール力のある人が昇進してしまったそうなのです。
それで、少し燃え尽き気味になったところで、以前から興味のあったコーチングの勉強を始められたとのことでした。
営業に昇進目前で、他の人にポジションを持って行かれてしまい、だからと言って、コーチングは、まだ実践が少ないですから、副業までとは行かないところ…。この先、どこに力を入れて行けばいいのか? 悩んでしまったようで、セッションを依頼されました。
一通り、現状をお聞きして、感じたことを伝えました。
「コーチングの勉強も始めたことは、アピール材料になるから、アピールして、営業の仕事につければ、コーチングスキルも活かせるわけで、ちょうどいいじゃないですか」と。
しかし、クライアントさんは、沈黙していて、自分の思いがなかなか言葉にならないようでした。「アピールが苦手」が、頭から離れなくなってしまったようです。
「アピール出来ないと言うことは、営業の仕事になりたいという思いが、弱いからかもしれません」
「そうですか?」
(沈黙)
「会社にどっぷり漬かる人生はあまり望んでいないし、なるべく残業したくないと思っています」
「んーそうですね。出世するならば、それなりの覚悟は必要だと思いますけど」
(沈黙)
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「じゃあ転職?」
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「じゃあ、自分のこと、変化させてみないと」
(沈黙)
「なんか、自分が破けていない殻がある気がします」
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(沈黙)
「広いところに出て行くのが苦手かもしれません。人前に出るのも、苦手ですし」
「人前に出て失敗するのが嫌なことですか?」
(沈黙)
「うまくいかないことで、あとで、嫌な思いをする自分が嫌になります」
「失敗してもいいんですけどね。克服すればいいし…。失敗している人の方が、成功しているんじゃないですか?失敗は成功のもとって言いますし」
「そう考えることはできます。失敗はしてもいいと思っているのかもしれません」
「人前に出ること、特別になること、注目されることが苦手ですか?
じゃあ、もしどうしても好きな女の子がいるときは、アピールしますか?」
「はい、それはします」
「本当にやりたいことならば、アピールできるはずですね」
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「出世することじゃないと思っているのかな。体裁の部分というよりも、自分の役に立つのかな? 将来につながるのかな? と言うことを大切に考えたいです」
「なるほど」
(沈黙)
「あ、ネガティブな面ばかりを見て、マイナスイメージになっていただけかもしれません。やりたいけど、時間がとられてしまうこととか・・・」
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「わははは。営業にあがれば、新しい経験を積み、コーチングも実践できる。ステージアップもできますね。セッションの始めの方に、堀口さんが言ってくれたことで、もう答えが出ていましたね。(笑)」
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「話を聴くとき、どんな視点で、またどんな気持ちで臨んでいるか?」
の音声レポート(約10分)となります。
【ポイント】心の声と頭の声の違いについて語っています。
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┃☆┃SEMINAR
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■2013年3月23日(土)春コミコレクション
テーマ「思考を芽吹かせる」講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
仮説、着想、ひらめきなど、自分自身の見つける力を磨いていきます。
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