映画『イエスマン “YES”は人生のパスワード』観賞。

 TUTAYAにて、何か面白そうな映画はないかなと探しに行きました。既に昼はコメディー部門1位の『ハングオーバー』を観ていたので、その列にあった『イエスマン』を借りることにしました。『ハングオーバー』は、私の好きな俳優、ブラッドリー・クーパーが出演しているという理由からでした。で、なんと、たまたま借りた2位もブラッドリー・クーパーが出演していて、私としては、1日に2回も彼に会えてしまったというラッキーなことでもありました。2位を素直に借りてよかったです。"YES!" それはさておき。(笑)

 『イエスマン』は、2009年アメリカ映画で、ジム・キャリーが主演です。
 離婚し、仕事もあまりうまくいっていなくて、電話も友達の頼みも「NO」だらけの男。ある日、知り合いから「YESと言うと、人生が変わるぞ」と言われ、とあるセミナーに参加。セミナー会場を出たそのとき、ホームレスに「車に乗せてくれないか」と頼まれて、YESと言ってみるところから、YESが始まっていくのです・・・。

 「型にはまった人生を送っているごく普通の男が、“イエス”と言い始めたとき、さまざまな可能性が開けてくる」というものでした。また、YESと言うことは、ある意味では、オープンになることなのかもしれません。

 オープンと言えば、去年の今ごろ「オープンカー」に乗ったことがあるのですが、オープンカーに慣れていなかったせいで、気持ちよく森林を走っているのにもかかわらず、ノットオープン状態にしていました。オープンカーのルールとして、停車中じゃないとオープンにできないというのもありまして。
 せっかくの森林ドライブなので、脇に止めてオープンにして、走り出したら、パラパラと雨が降ってきて大笑いです。
「開ければ入ってくるのだ」という教えだなと、そのとき気づきました。

 それから、NOと言ってしまいがちな場面でYESを増やしていくことにしました。すると、入ってくるものが変化しました。「あれ? 人生の選択肢ってこんなのもあり?」というような、可能性の広がりを感じているので、もしかしたら、数年して、全く違うことをしているということも、私の中であり得るなと思えています。

 今思えば、過去のYES,NOについては、できそうとか、できなそうとか関係なく、頼まれたらYESと引きうけるタイプではありましたが、考えてみれば、自分のコントロールが可能な範囲ではYESと言っていたんですね。だから、始めからNOと断ることも決めていたということです。
 YES,NOの区別を考えてみると、自分の選択の仕方の傾向も見えてきそうです。
 私が、YESと言っている選択は、運命に誘われて可能性が広げられている部分。始めからNOとしてしまうところは、特に何も変わっていないところなのかもしれません。しかし、オープンカーの体験から、少しずつNOの扉がの方が開きつつある気がしています。


 映画では、主人公が全てにYESということで、ドつぼにはまるという展開もありました。この展開を観客に見せることで、「YESだけでいいのか?」ということも投げかけています。

YESと言って、よくなったこと。
YESと言って、うまくいかなかったこと。

2つあったんですね。

 つまり、YESと言って、うまくいかなかったことは、気の進まないことであり、その場の雰囲気やテンションでYESと言ってしまったことだったのです。
 結局、YESを言い続けたことで、心からのYESのときが、わかってくるということが、主人公の気づいたことでした。

 ものすごく笑えて、なおかつ深い映画です。映画の中の「YESセミナー」のインパクトは絶大でした。洗脳されてしまいます。(笑)いちいち選択をする場面で、この映画のことがよぎりそうです。
 また、YESを言ったあとの行動するという点においては、主人公がどんどん自分のやりたいと思っていたことに挑戦していく様子を見て、「ああ、こんなことをするのもありなのか!」と、自分が箱の中にいるような感じがして、妙に殻みたいのを割りたくなる、そんな衝動にも駆られました。

 ちょっと、行動が止まっているな…と、思われるとき、ヒントを掴める映画になると思います。YESと言い、行動しながら起こる出来事を通して、本当のYESが見極められ、やがて、YESと自分にも言えることにも繋がるのでしょう。



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