いつも締切日ギリギリになってしまう悩み。

 「仕事がぎりぎりになることが多いのです。計画を立てるのが苦手なので…」というお悩みでした。いつも締切日ギリギリになってしまうのだそうです。夏休みの宿題を8月31日にギリギリで終わらせる感じです。

 ギリギリになる要因として、上司にせかされて焦ると、できていることもできなくなったり、委縮してしまうときがある。逆に、上司から色々突っ込まれないように、予防策としてあれこれ準備のしすぎのときもある。
 クライアントさんはどちらかというと、計画に沿ってやるというよりも、その日にすべきタスクが浮かんできて、「今日は8タスク」と朝に浮かんだことをこなしていくそうです。
 どうも先々の予定を立てることは苦手のようです。それに、計画を立てるという時間を確保することで、さらに時間が無くなってしまいそうではないかとおっしゃっていました。

 では、どうすれば、締切日ギリギリにならないで済むのでしょうか?
 「早く終わらせるには、計画を立てればいい」ということが、そもそも思い込みかもしれません。

 私も、意外とギリギリに仕上げるタイプでした。ギリギリの理由として、いいアイデアが前日になって湧いてくるかもしれないから、ということにしていました。だから、遅くなった方が、完璧なものができるのだと自分に言い聞かせていました。
 例えばセミナー前日なのに明け方の4時までプリンターを稼働させることが、普通になっていたのです。なかなかでき上らないことに、イライラしてしまうこともありました。
 実際に、セミナーで話しながら、もう少しこうすればよかった・・・あと1日あれば、もう少し綿密にできそうな感じがしていたのです。

 そんな私でしたが、捉え方が一気に変わった出来事がありました。
 コミコレを私のコーチの播磨さんと一緒にさせていただいていますが、前日の夜に、「今日はお寿司を食べに行こうか」と言われたのです。私にとって、前日は最終の詰めをするモードであったので、その提案に驚きました。「本番前日に、優雅にお寿司???」と。

 しかし、そのとき気が付きました。前日に余裕が持てる状態になるには、それまでに仕上げれば可能ではないかと。いかなるときも、前日はゆっくりできるようにしようと。
 それから、私の中で締切日を1日前倒しにするようにしたのです。前日は、最終チェックと印刷だけにしておくつもりにしました。

 1日早く出来上がることで、前日の夜にジムへ行きリラックスし、寝る前は、明日話すことをイメージする時間を取るようになりました。
 資料作りに追われていたのが、1日前倒しにすることで、当日のイメージトレーニングまで進ませることができたのです。

 1日前倒しにしようと思うと、割と早くから準備をするようにもなりました。たった、1日ゆとりを持つだけで、かなり前から、「少しできるところを進めておこう」という気持ちの余裕も生まれてくるのです。
 また、最後の1日は、チェックくらいで済ませるようにという心持でいれば、ミスも減るでしょう。完成度がアップすれば、今よりもネガティブフィードバックも少なくなるので、成長へつながります。

 「余裕を持つには?」と考えると「計画をすることかな?」という答えが出てきそうですが、そもそも「前日は余裕で過ごそう」と既に余裕を手に入れた状態を考えると、「前日までに終わらせよう」という答えがでてきたのです。

 話しながら、クライアントさんも「1日前にするなら、できそうです!計画を立てなくていいですね」と、新しいアプローチを試してみようかなという気持ちになったようでした。

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

余裕を持てていますか?

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