集中力を発揮させるには?

 「集中力の発揮と回復」についてがテーマのセッションでした。クライアントさんは、試験勉強をしていて、集中力をもっと発揮させたいとのこと。短時間は集中出来ても途中で切れやすいとのことでした。

 まず、私に「人前で話すとき、集中力が欠けてしまうことはありますか?」と質問されました。
 即答で「ない」と答えている自分がいました。最初は、エンジンをかけたばかりという感じがするのですが、一旦走り出すとそのまま話しが止まらずに湧いてきます。そのモードに入ってしまえば、もう大丈夫と言った感じがするのです。途中でドアをノックされたり、携帯が鳴ってしまったりすると、切断されたように感じてしまうこともあるのですが、また話していくうちに、集中力モードになっていくのです。

 「へぇ、じゃあ、堀口さんは集中力が途切れにくいってことなんですね~」と、クライアントさんが感想を述べました。
 しかし、昔の自分と今の自分を比べてみると、今の集中力の方が増しているので、それはどうしてだろう? とふと思いました。

 不安とか心配とか、雑念が減っているというのもあります。そして雑念と言えば、「ヨガ かな?」と思ったので、クライアントさんにヨガについて話しました。
 ヨガの先生がおっしゃるには、ヨガはそもそも「18歳男子の雑念を消すため」に出来たというのです。実際に60分間ヨガをしてみると、ポーズを保つことに集中せざるを得ないため、余計な雑念は消えて行きます。
 そのような状態に身を置くことで、集中しているときの感覚、今を生きる感覚が掴めてくるのです。
 そして、最後に「シャバーサナ」のポーズをします。直訳すると 「屍のポーズ」。眠るものではないのですが、1分で眠くなってしまうのです。雑念が消えて、体が完全にリラックスした状態に入っているからでしょう。

 ヨガをするようになって、2年近く経ちますが、呼吸も変化してきました。どんなときも、ふと深呼吸するようになりました。呼吸と言えば、自分の部屋の中は、深呼吸ができるほど奇麗にしているか? とインテリアの話につながっていきました。

 私は以前、集中したいときは、自分の部屋ではなく、ホテルのラウンジやホテルの部屋などを利用することがありました。集中できる場所と感じていたからです。ということは、自分の部屋をホテルみたいにすればいいのか、と気づいたことがありました。

 家具を統一感のあるものにしました。物は全て収納に収まるようにし、余計な色が視界に入らないように。本も溜ってくると収納に入らなくなるので、そこでブックオフにだすようにするのです。
 部屋から見える景色は、都会の喧騒だけよりも、ベランダにグリーンを置くことで垣根となり、心が落ち着くようになっているのを感じます。きっとベランダに何もなかったら…と考えると、ちょっと違う空気が流れるような気もします。 

 部屋の統一感を出すには、まずテーマを考えます。部屋の中に、ジャパニーズ、ヨーロピアン、ポリネシアン…など、多国籍の置物が並んでいたら、集中しにくそうです。「うちは、It’s a small world.だから」と、テーマを決めているのでしたら、違うのかもしれませんが。(笑)
 Parisのエッフェル塔から見える夜景は、平面的でゴールド一色。NYのエンパイアステートビルから見える夜景は、凹凸がありゴージャス。個人的な感想ではありますが、Parisの統一感は、集中力を喚起させるもののようにも感じるのです。

 周りにごちゃごちゃ物があると無意識でそちらに気を取られてしまう。「そのうち片付けなくちゃ」と思ってしまうこと自体が雑念となっているということです。
 心の中のモヤモヤも「そのうち向き合わなくちゃ」と放っておくよりも、「今向き合う」ことで、雑念がひとつひとつ消えるのではないかと思うのです。

 クライアントさんの住空間は、とりあえず寝られればいいかとか、まあ、使えるからいいかなという考えだったようです。センスについてよくわからないから適度に、としてしまうことも少なくありませんが、「衣食住」に関して自分のこだわりをもつと、人生がより楽しくなっていくような気がします。 
 私も、ファッションに関しては、無難に・・・と、アパレル店長になるまでそう過ごしてきましたが、苦手分野でも、入り込んでみると、なんだそうだったのか、と実はそんなに難しくなかったというのがありました。

 集中できる環境づくり自体を楽しめるといいですね。
 

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

部屋の中で目障りになっているものはありますか?


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