「自分が自分の才能を発揮してはいけない」と自分でブロックしていた。

 3年前くらいから、90日コーチング、単発セッション、メールのやり取りで関わらせていただいている方の単発セッションがありました。

 今回は、「これからの発信について」というテーマでのセッションでした。
思い返せば、最初のご依頼を頂いたときも、そういうテーマだったなぁと、今書きながら気づきました。しかし、どうしてまたそこに戻ってきたのでしょうか?

 セッションから数日後、クライアントさんが気付いたことが、あったとのことでメールを頂き、その理由がわかりました。

□■□■□■□■□

セッションから少し経って、気づいたことがありました。
セッションの時にも少しお話しましたが、私は全てが逆になっていました。

・プロのように見られたい
・能力があるように見られたい
・先生っぽく見せなきゃ

・・・という外見の部分に必死になっていて

・プロとしての基準を持ち、常にそれを満たす
・能力をあるだけ発揮する
・教育者としての信念を持つ

・・・ということに関してはお留守になっていました。

本末転倒ですね。

「認められたい」に軸を置いた発想から脱皮し、
「自分で自分を高める」方向に持っていくことが、
今自分に必要なことだと思いました。

それを続けていれば、評価はついてくるものだし、
仮に思ったような評価が得られなくても、
それに振り回されていては軸がブレてしまいますね。
恐怖心で見えなくなっていたものが、大分多かったのだとよく分かってきました。

□■□■□■□■□

 
 つまり、3年前にご依頼いただいたときのこれからの発信については、「どう見られるか?」に焦点が当たっていたということです。恐怖心を持っているからこそ、そのテーマを選んでいたのでしょう。どうディフェンスするかみたいな感じです。
 そうすると、本当に伝えたいことも、当然伝えられなくなります。
「本当はこう言いたいんだけど、相手に印象が悪く思われるかもしれないから、そうに思われないような発信の仕方って何かないですか?」ということです。

 そう思っているときは、「認められたい!」が強くなっているときです。
 結局、「どう発信するか?」の考察は、途中で打ち切りとなって、「自分で自分を認めること」に向き合っていく流れになりました。

 自分で自分を認めるというのは、「自分の中で普通に思っていることを認める」というようなことなので、なかなか半信半疑なところもあったようですが、段々と周りからの言葉も受け容れられるようになったのです。それでも、「発信すること」に関して、どことなく躊躇していらしたようです。

 結局、何がいちばんブロックになっていたのか?
 それは、「自分が自分の才能を発揮してはいけない」と自分でブロックしていたことだったのです。インナーチャイルドでした。その具体的なエピソードは、次回発表のクライアント体験記に書いて頂いていますので、お楽しみにというところなのですが!

 そして今回、「自分を生かすような発信をしたい」というテーマでのセッションは、ほとんど、クライアントさんが話していらしたので、話の交通整理を手伝っていた感じです。
 クライアントさんにとって、「自分の幸せを願うことを自分に許せるようになった」ことはとても大きかったようです。

 結局のところ、自分が自分にブレーキなのでしょう。誰かに何かを言われたから、ブレーキになっていると言っても、結局は、自分です。


 今日、映画『ニューシネマパラダイス』を、思いだせないくらい久しぶりに映画館で観ました。「いい映画だった」と言うことだけ覚えているレベルで見たので、ほぼ初回レベル。大号泣でした。レビューは後日書きます。

 その中で、ある逸話みたいなものがありました。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

ある兵士が、王女のことを好きになった。
王女は、100日、家の前で毎晩待ってくれたら、
好きになってあげると兵士に約束をした。
ところが、兵士は、99日目で待つのをやめた。

兵士が土壇場で去った理由は何でしょうか?

後一晩で王女は彼のものになるところだった、
けれど、もし王女が約束を破ったら…、という恐怖心がよぎり、
99日で去れば、王女がいつまでも自分を待っていたと思っていられる。
だから、去ったのだ。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

 そんな気持ちになるのも理解できますが、もし、約束を破ったとしても、99日間待っていたのは、事実と捉えることもできるわけです。恐怖心があると、事実も風化してしまうのかもしれませんね。

 自分のブレーキを外すのは、最終的には自分しかいません。でも、無意識なので、自分が一番気づかないものです。

 向き合ったことで、恐怖心に気づき、ブロックが外れたところで、また「発信について」がテーマになると、「どう見せようか?」から、シンプルに「自分の存在価値を活かすこと」になるのですね。

 私も、発信の恐怖心が、今年、取れたばかりなので、(笑)ブログの書き方が別人になっていると、自分でわかります。

□■□■□■□■□

追伸:クライアントさんが、ご自身のBLOGにコーチングのことを書いていらしたので、
リンクさせていただきます。

 一番大きな変化は、委ねるべきことは委ねるという価値観が生まれたことで楽になったこと。なんでもかんでも自分でコントロールしようとする(よく言えば、ベストの状態に持っていこうとする)完璧主義の殻を脱皮できたように思います。続きはこちら

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

自分の存在価値、どんなとき活きていると感じますか?