相手のことを褒めたつもりが、チーンとなってしまうとき。

 先日、10/19(sat)コミコレセミナーのための2回目のミーティングを開きました。今日は、さらに考察を深めていった模様をレポートいたします。
 今回のテーマは、「真実と喜びの発見」です。 第1回目のミーティングでは、ワークがひとつ決まったところまでブログに記載いたしました。今日は、2つ目のワークについてのご紹介です。

 まずは、1つ目のワークの振り返りからです。

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 まず、真実とは、一体なんでしょうか? 真実と言う言葉に対して、事実という言葉が出てきそうです。 ここで、二つの意味をまずは確かめてみます。
 「事実」とは、実際に起こったこと。 「真実」とは、その人の内側にある思想によって、本当だと思い込んでいることです。
 つまり、何を真実とするのかは人それぞれなのです。私たちは、相手の言った言葉や行動に解釈をつけて、自分の真実にするのです。
 その解釈は、人によって違うところがあり、人によっては、「怒り」に感じるかもしれませんし、人によっては「喜び」に感じられる場合もあるのです。  
 自分にとって、喜ばしい「真実」を発見できると人生はどう変わるでしょうか?
 そこで、最初のワークとして、「事実」から「真実」にとりこんでいく際の自分の考え方の癖について考察し、把握したいと考えています。

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 2つ目のワークは、 「相手の好意を認める」ことについて考察していきます。

 例えば、相手から「○○さんて、いつもこうよね」と言われたら、どんな風に感じるでしょうか。
「決めつけられて嫌」とか、自分もそう思っていたから「そうだったか!」と気付くか、はたまた、「良く観察しているな~」と相手がしてくれたことの好意を認めるか、色々な受け取り方があると思います。

 また、自分が黄色の財布を持っているとしましょう。自分としては、金運が良くなると聞いたので、買ったと言う理由です。そんなときに、誰かから「黄色の財布かわいいね」と言われたら、「別に、かわいいから買ったのではない」というとき、ちょっと微妙に思うことはありませんか?


 つまり、人が「カチン」と来やすいときというのは、「評価」が入っている時なのです。褒めようとすると、相手が思っている趣旨と違う場合、チーンとなってしまいがちなのです。自分が言われて嬉しい言葉と相手が言われて嬉しい言葉は、違うことも少なくないのです。

 例えば、こんな言い方はどうでしょか? 
「それ、どこで買ったんですか?」「ちなみに、高いんでしょうね?」

 評価ではなく、相手の変化を認めている言葉です。すると、相手に話す余地が与えられて、「これ、○○で買ったんですよ。いや、実は奮発しましてね」など、相手が話したいように話すことができますので、相手も嬉しそうに話す場合が増えるでしょう。

 コミコレのワークで、①自分軸(自分の受け取り方、解釈の癖を見る)②相手軸(相手の好意を認める言葉を紡ぎ出す)について、扱うことになるので、普段の自分の表現力も増えていくヒントが満載です。

 「実に、バランスのよいコミコレ!」と思わず主催者である私が、感心してしまったほどです。(笑)
 自分が幸せに受け取ることができて、相手も楽しく話せることで、自分の喜びは増えていくのだと思います。

 どう伝えていいのか? 伝える言葉を迷うことは、日常生活でよくあることです。相手に訊くことができずにいたり、伝えることができなくて、先延ばしになってしまったり、恥を忍んで聞いてみたら、一瞬で済んでしまったりして、なんで半年も聞かないでいたのだろう? と思うことも少なくないでしょう。

 「この構造を抑えればいいのね!」と分かることで、自分の考えを相手に伝えるハードルも下がりますし、とりあえず、聞いてみようと思えることも増えて、タイミングも逃さなくなります。「聞いてみたらいいよね」ということは、本当にたくさんあるのですから!

 私は、「とりあえず言ってしまう人」だったので、いいこともあれば、地雷を踏んでしまったなと思うことも沢山ありました。だからこそ、「伝える言葉」を丁寧に考えてきた一人です。コミコレのワークを通じて、言葉を紡ぎ出すプロセスを参加者の皆様と一緒に考察してみたいと思っています。
 そして、いろいろと考察することが、自分にとって喜ばしい「真実」を発見できることへとつながっていくでしょう。
 「考える力」は、幸せ感をさらに高めてくれるのです。相手思いの言葉が見つかるコミコレになれればと思っています。

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■2013年10月19日(土)開催
第20回 秋コミコレクション テーマ「真実と喜びの発見」
講師:堀口ひとみ・播磨弘晃 @東京国際フォーラム

 ★詳細はコチラです


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