「強いと思っていた自分が、弱いから強そうに見せていたんだ」と言うことに最近気づき、いままでの30数年間の真逆に、本来の自分の要素があるのかもと思ったクライアントさんのセッションでした。
掃除をしていたら、昔のメモが出てきて、「自分で自分を監視していた」文章だったこと。ひとり旅へ行ったら、自分のペースで全てが過ごせることで、「食事の量も少しでよかったのかもしれない」と気付いたこと。知人から「リラックスしたらいんだよ」と言われて、後から大泣きし、「え? こんなに泣きたいほどだったの?」と思ったこと。
掃除をしていたら、昔のメモが出てきて、「自分で自分を監視していた」文章だったこと。ひとり旅へ行ったら、自分のペースで全てが過ごせることで、「食事の量も少しでよかったのかもしれない」と気付いたこと。知人から「リラックスしたらいんだよ」と言われて、後から大泣きし、「え? こんなに泣きたいほどだったの?」と思ったこと。
そんな振り返りをして、どうやら自分のことを誤解していたことに気付いたようでした。
実際、人にはそう見られていないらしく、「は?」という表情をされてしまうと、「私、全然、強いんですけどなんで?」と思っていたそうです。色々と過去のことを振り返ると、強気な自分を見せていたことを急に恥ずかしくなってしまったということでした。
「本来の自分に戻ること」について考察してみることになりました。
今までは、周りのペースに巻き込まれがちで、それさえも気付かず、その巻き込まれている状態の中の自分が、本来の自分と思っていた部分です。そして、長年のものが溜りに溜って、昨年1年は、体を壊してしまったようです。それから回復を待って、ようやく90日コーチングを受ける体制に持っていけたとおっしゃっていました。
つまり、穏やかにゆっくりと過ごすことが、本来の自分に戻ることとして必要のようでした。
「ゆっくりするってどんなですか?」と私に聞いてきました。
子供のころから両親は忙しく、自分が甘える隙もないくらいで、鏡の前で「弱音を吐かないこと」を誓ったこともあったようでした。そうやって、自分に魔法をたくさんかけてしまったそうです。
人との会話のときは、喋りたくないときも、「喋らなきゃ」と思ってしまったり、「私がしなくちゃ」と、自分だけが一生懸命に頑張らなくちゃいけないと思ってしまったり、いつも焦りながら、何かをしていることが多いようでした。
私も以前、「ゆっくりすることは、行動しないことだから、あまりよくないこと」だと思っていた人ですので、クライアントさんのお気持ちがとてもよくわかります。
色々と働きかけることが多かった人は、思いきって「何もしない」ことが、いいのかもしれません。
自分が何かしなくちゃ、といつも思っていると、周りがしてくれることに気付けないというデメリットが生まれてしまいます。つまり、何もしないでいると、相手にしてもらうことが増えるので、感謝する機会もできて、こんなにいろいろ与えてもらっていたんだ…という方も見えてくるのです。いろいろなものがありがたく感じられることは、自分をより幸せにしてくれるでしょう。自分も与えることもあり、相手から受け取ることもある、いいバランスになるでしょう。もはや、受け取っていることも与えていることと感じられる感性もあると思います。
クライアントさんは女性の方ですが、男性に荷物を持ってもらうことも「大丈夫」と言うのだそうです。「男性のほうが体力あるんだから(笑)」と私が言うと、「そんなこと考えたことなかった!」とおっしゃいました。人の好意にも耳を傾けてみましょう。
また、相手と会話するときは、自分が何か相手にとって、良い事、知的なことを返そうとして、自分のセリフをいつも考えるとおっしゃっていました。「どうすれば、良い返しができるんでしょうね?」と。
私が思うのは、相手が話しているときになんて返そうかと考えると言うことは、相手の話を途中から聞いていないことになっているということです。すると、相手に返したとき、最初に聞いた情報から考えだした言葉だから、意外と的外れになってしまうことも少なくないのです。
相手の話を最後まで聞くことで、的が外れない返しができるようになるというものです。洒落た言葉を考える必要もありません。最後まで聴けば、自然と印象的な言葉でまとめることもできるのかもしれません。印象的な言葉と言うのは、実は、相手の話した中にある言葉で返すと言うことなのです。
最後まで聴いて、理解してから、考えて言葉を返すことでいいのです。
ここまでの話は、全てクライアントさんがしてきたことのなかった習慣ですので、「真逆」というキーワードに合致するような、日常生活の過ごし方の視点を見いだすことができました。
次に、「何でも焦りすぎるから、想いを置き去りにしているのではないか? ということについて」話が進んでいきました。
本来の自分は、速いペースではない自分、だけれども速く動いていたというのは、どこでも適応するために、自分の軸ではなく、相手の軸に適応しようとしてきたということなのかもしれません。
本当は、着たい服があるけれど、パートナーの好みに合わせてしまったり、本当は、言いたいことがあるけれど、巻き込まれて言えず、流されてしまったり…。
そんなことが重なると、突然感情的になって、周りもびっくりさせてしまうことにもつながっていました。
つまり、「時間を掛けて自分の思いを汲み取っていくタイプ」と、自分のことを理解してみると、どうでしょうか。クライアントさんのストレングスファインダーの結果に、「共感」、「慎重性」、「内省」が入っていました。
そう伝えると、「その言葉は、スッと入ってきます」とおっしゃっていました。
遅いことが悪いことではないのです。
自分の想いが分かれば、引き寄せることも増えるのではないでしょうか。自分の想いが明らかになれば、「あそこにいた!」と、向かってくるほうも、灯台の光のように、分かりやすいでしょう。
そんな話をしていたら、クライアントさんが、「今は、電球につく虫のように、強いところへ自分が引き寄せられてしまう感じですね。強いところに引き寄せられるから、自分の意見も言いづらいところに行ってしまい苦しくなっていたのかもしれません。(笑)自ら希望の光になって、引き寄せたいです」とおっしゃっていました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
強がってしまうところ、わざと弱くなってしまうことはありますか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
■2013年10月19日(土)開催
第20回 秋コミコレクション テーマ「真実と喜びの発見」
講師:堀口ひとみ・播磨弘晃 @東京国際フォーラム
実際、人にはそう見られていないらしく、「は?」という表情をされてしまうと、「私、全然、強いんですけどなんで?」と思っていたそうです。色々と過去のことを振り返ると、強気な自分を見せていたことを急に恥ずかしくなってしまったということでした。
「本来の自分に戻ること」について考察してみることになりました。
今までは、周りのペースに巻き込まれがちで、それさえも気付かず、その巻き込まれている状態の中の自分が、本来の自分と思っていた部分です。そして、長年のものが溜りに溜って、昨年1年は、体を壊してしまったようです。それから回復を待って、ようやく90日コーチングを受ける体制に持っていけたとおっしゃっていました。
つまり、穏やかにゆっくりと過ごすことが、本来の自分に戻ることとして必要のようでした。
「ゆっくりするってどんなですか?」と私に聞いてきました。
子供のころから両親は忙しく、自分が甘える隙もないくらいで、鏡の前で「弱音を吐かないこと」を誓ったこともあったようでした。そうやって、自分に魔法をたくさんかけてしまったそうです。
人との会話のときは、喋りたくないときも、「喋らなきゃ」と思ってしまったり、「私がしなくちゃ」と、自分だけが一生懸命に頑張らなくちゃいけないと思ってしまったり、いつも焦りながら、何かをしていることが多いようでした。
私も以前、「ゆっくりすることは、行動しないことだから、あまりよくないこと」だと思っていた人ですので、クライアントさんのお気持ちがとてもよくわかります。
色々と働きかけることが多かった人は、思いきって「何もしない」ことが、いいのかもしれません。
自分が何かしなくちゃ、といつも思っていると、周りがしてくれることに気付けないというデメリットが生まれてしまいます。つまり、何もしないでいると、相手にしてもらうことが増えるので、感謝する機会もできて、こんなにいろいろ与えてもらっていたんだ…という方も見えてくるのです。いろいろなものがありがたく感じられることは、自分をより幸せにしてくれるでしょう。自分も与えることもあり、相手から受け取ることもある、いいバランスになるでしょう。もはや、受け取っていることも与えていることと感じられる感性もあると思います。
クライアントさんは女性の方ですが、男性に荷物を持ってもらうことも「大丈夫」と言うのだそうです。「男性のほうが体力あるんだから(笑)」と私が言うと、「そんなこと考えたことなかった!」とおっしゃいました。人の好意にも耳を傾けてみましょう。
また、相手と会話するときは、自分が何か相手にとって、良い事、知的なことを返そうとして、自分のセリフをいつも考えるとおっしゃっていました。「どうすれば、良い返しができるんでしょうね?」と。
私が思うのは、相手が話しているときになんて返そうかと考えると言うことは、相手の話を途中から聞いていないことになっているということです。すると、相手に返したとき、最初に聞いた情報から考えだした言葉だから、意外と的外れになってしまうことも少なくないのです。
相手の話を最後まで聞くことで、的が外れない返しができるようになるというものです。洒落た言葉を考える必要もありません。最後まで聴けば、自然と印象的な言葉でまとめることもできるのかもしれません。印象的な言葉と言うのは、実は、相手の話した中にある言葉で返すと言うことなのです。
最後まで聴いて、理解してから、考えて言葉を返すことでいいのです。
ここまでの話は、全てクライアントさんがしてきたことのなかった習慣ですので、「真逆」というキーワードに合致するような、日常生活の過ごし方の視点を見いだすことができました。
次に、「何でも焦りすぎるから、想いを置き去りにしているのではないか? ということについて」話が進んでいきました。
本来の自分は、速いペースではない自分、だけれども速く動いていたというのは、どこでも適応するために、自分の軸ではなく、相手の軸に適応しようとしてきたということなのかもしれません。
本当は、着たい服があるけれど、パートナーの好みに合わせてしまったり、本当は、言いたいことがあるけれど、巻き込まれて言えず、流されてしまったり…。
そんなことが重なると、突然感情的になって、周りもびっくりさせてしまうことにもつながっていました。
つまり、「時間を掛けて自分の思いを汲み取っていくタイプ」と、自分のことを理解してみると、どうでしょうか。クライアントさんのストレングスファインダーの結果に、「共感」、「慎重性」、「内省」が入っていました。
そう伝えると、「その言葉は、スッと入ってきます」とおっしゃっていました。
遅いことが悪いことではないのです。
自分の想いが分かれば、引き寄せることも増えるのではないでしょうか。自分の想いが明らかになれば、「あそこにいた!」と、向かってくるほうも、灯台の光のように、分かりやすいでしょう。
そんな話をしていたら、クライアントさんが、「今は、電球につく虫のように、強いところへ自分が引き寄せられてしまう感じですね。強いところに引き寄せられるから、自分の意見も言いづらいところに行ってしまい苦しくなっていたのかもしれません。(笑)自ら希望の光になって、引き寄せたいです」とおっしゃっていました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
強がってしまうところ、わざと弱くなってしまうことはありますか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
■2013年10月19日(土)開催
第20回 秋コミコレクション テーマ「真実と喜びの発見」
講師:堀口ひとみ・播磨弘晃 @東京国際フォーラム
【内容】
「事実」とは、実際に起こったこと。 「真実」とは、その人の内側にある思想によって、本当だと思い込んでいることです。 つまり、何を真実とするのかは人それぞれなのです。私たちは、相手の言った言葉や行動に解釈をつけて、自分の真実にするのです。その解釈は、人によって違うところがあり、人によっては、「怒り」に感じるかもしれませんし、人によっては「喜び」に感じられる場合もあるのです。 自分にとって、喜ばしい「真実」を発見できると人生はどう変わるでしょうか?
【ポイント!】コミコレのワークで、①自分軸(自分の受け取り方、解釈の癖を見る)
②相手軸(相手の好意を認める言葉を紡ぎ出す)について、扱うことになるので、
普段の自分の表現力も増えていくヒントが満載です。
★詳細はコチラです★
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