仕事のほかにも、音楽活動、資格の勉強もされているフル活動のクライアントさんが、関連していた大企業のほうへ異動され、さらに忙しくなりすぎて、全く余裕がないという状態でした。
「忙しさの中に余裕を持つ」というテーマ。忙しさの中に余裕? というパラドックスなテーマであまり理解できなかったので、クライアントさんのイメージする余裕とはなにか聞いてみました。
現状はその場でグルグル回っている感じで、どっちへ行っていいのかわからない。世界規模の会社の中で、知見、考え方が広がることは確かだけれど、タスクで精いっぱいであり、何のためにやっているのか?こなすだけではなく、将来のために何が身につけているのか?何を得るためなのか? 明確にしておきたいということでした。
私も20代の頃は将来の何かの役に立つかもしれないからという理由で、マネジメントが学べる会社という企業に就職しました。アパレルに転職したことも、いつかの独立のために、店舗運営は役立つだろうという意識がありました。将来、独立したいというクライアントさんも、そういった意味で、目的を明確にしてみたいとのことでした。
まずは、「スキルアップの場?」ということを仮定して、どんなスキルが磨けるのか? 考えてみました。「企画。プレゼン。問題解決スキル。提案」のスキルを高めることは必須のようです。
今は目の前のことに精いっぱいかもしれませんが、機会ごとに何かスキルアップを実感できるような場にすることを意識したらいいのかもしれません。プレゼンの前にビジネス系の本を読んで、工夫を幾つかしてみたりもできるでしょう。型を知ってやることで、自分のパターンを変えることもできますし、新しい発見もありそうです。スキルアップの場を最大限に生かすために、ビジネス本を参考にしつつ、実践の場として活用するという目的が明確になりました。
次に、今から何か将来の独立につながることをしていきたいとのことで、「副業のネタは何か?」についても考えてみることになりました。
今は、資格の勉強をされていますが、既に身についた知識で、困っている人のサポートはできるのではないかということが見えてきました。
そして、将来独立して何を主軸にしていくのか? もう決まっていらっしゃるのならば、資格の勉強をする余裕が持てるような仕事に転職することもありなのか? と聞いてみました。
選択肢としては、ありだけれど、やはり、独立のためにも、今の会社で仕事が円滑に回せるようになることは、必須のように感じていらっしゃるようで、今は、会社、音楽活動、資格の勉強と3つの柱でやっていきたいとの思いが強いようです。
やはり、3つをやりたいのか…と私も再確認です。しかし、ずっと不思議に思っていたのですが、その3つの柱が、全て異素材な感じがするのです。例えば、私は、外食産業、アパレル、コーチと3つの仕事を渡り歩いて来ていますが、自分の中では同素材で「人を活かす」という地下水でつながっています。
一見、異素材であるこの3つの共通点は何だろう? ということも考えてみることにしました。そこのつながりを見つけることは、もっと自分の無意識を意識化させることであり、パワーが湧きでてくる気がしました。地下水に同じものが流れているとしたら何だろう?と。
「何かの喜びが一緒とか?」と、問いを投げかけてみたら見えてきたのです。
「自分が作ったものを目の当たりにしたとき」とクライアントさんはお答えになりました。
つまり、企画、音楽活動、資格の勉強。全てのつながりは、プロジェクト的な、どこかでフィックスするもの。完成のあるもの。ゴール、スタート、ゴール、スタートの繰り返し。サイクルを持ってやること。その中で改善が重なっていくもの。0からではない、ある程度の制限の中で作り上げるということです。そのサイクルは、3つに共通することが明らかになりました。クライアントさんとのセッションは、2年目に入りましたが、大発見でした。
しかも、クライアントさんが選ぶテーマというのは、豆腐のように柔らかくては、やりがいを感じられず、スルメのように噛めば噛むほど味わえるようなものがお好きと…。基本的に、負荷をかけることはお好きなようなので、コーチングを始める前は、色々なものに手を出し過ぎて、収集つかないことになっている状態でした。
「豆腐のようなものは、逆にやらないこと」という、取捨選択するときのクライアントさんの軸が見えてきたのです。これには、ご自身でかなり納得されていました。
さらに、考えを深めていきました。
「忙しさの中に余裕を持つ」というテーマ。忙しさの中に余裕? というパラドックスなテーマであまり理解できなかったので、クライアントさんのイメージする余裕とはなにか聞いてみました。
現状はその場でグルグル回っている感じで、どっちへ行っていいのかわからない。世界規模の会社の中で、知見、考え方が広がることは確かだけれど、タスクで精いっぱいであり、何のためにやっているのか?こなすだけではなく、将来のために何が身につけているのか?何を得るためなのか? 明確にしておきたいということでした。
私も20代の頃は将来の何かの役に立つかもしれないからという理由で、マネジメントが学べる会社という企業に就職しました。アパレルに転職したことも、いつかの独立のために、店舗運営は役立つだろうという意識がありました。将来、独立したいというクライアントさんも、そういった意味で、目的を明確にしてみたいとのことでした。
まずは、「スキルアップの場?」ということを仮定して、どんなスキルが磨けるのか? 考えてみました。「企画。プレゼン。問題解決スキル。提案」のスキルを高めることは必須のようです。
今は目の前のことに精いっぱいかもしれませんが、機会ごとに何かスキルアップを実感できるような場にすることを意識したらいいのかもしれません。プレゼンの前にビジネス系の本を読んで、工夫を幾つかしてみたりもできるでしょう。型を知ってやることで、自分のパターンを変えることもできますし、新しい発見もありそうです。スキルアップの場を最大限に生かすために、ビジネス本を参考にしつつ、実践の場として活用するという目的が明確になりました。
次に、今から何か将来の独立につながることをしていきたいとのことで、「副業のネタは何か?」についても考えてみることになりました。
今は、資格の勉強をされていますが、既に身についた知識で、困っている人のサポートはできるのではないかということが見えてきました。
そして、将来独立して何を主軸にしていくのか? もう決まっていらっしゃるのならば、資格の勉強をする余裕が持てるような仕事に転職することもありなのか? と聞いてみました。
選択肢としては、ありだけれど、やはり、独立のためにも、今の会社で仕事が円滑に回せるようになることは、必須のように感じていらっしゃるようで、今は、会社、音楽活動、資格の勉強と3つの柱でやっていきたいとの思いが強いようです。
やはり、3つをやりたいのか…と私も再確認です。しかし、ずっと不思議に思っていたのですが、その3つの柱が、全て異素材な感じがするのです。例えば、私は、外食産業、アパレル、コーチと3つの仕事を渡り歩いて来ていますが、自分の中では同素材で「人を活かす」という地下水でつながっています。
一見、異素材であるこの3つの共通点は何だろう? ということも考えてみることにしました。そこのつながりを見つけることは、もっと自分の無意識を意識化させることであり、パワーが湧きでてくる気がしました。地下水に同じものが流れているとしたら何だろう?と。
「何かの喜びが一緒とか?」と、問いを投げかけてみたら見えてきたのです。
「自分が作ったものを目の当たりにしたとき」とクライアントさんはお答えになりました。
つまり、企画、音楽活動、資格の勉強。全てのつながりは、プロジェクト的な、どこかでフィックスするもの。完成のあるもの。ゴール、スタート、ゴール、スタートの繰り返し。サイクルを持ってやること。その中で改善が重なっていくもの。0からではない、ある程度の制限の中で作り上げるということです。そのサイクルは、3つに共通することが明らかになりました。クライアントさんとのセッションは、2年目に入りましたが、大発見でした。
しかも、クライアントさんが選ぶテーマというのは、豆腐のように柔らかくては、やりがいを感じられず、スルメのように噛めば噛むほど味わえるようなものがお好きと…。基本的に、負荷をかけることはお好きなようなので、コーチングを始める前は、色々なものに手を出し過ぎて、収集つかないことになっている状態でした。
「豆腐のようなものは、逆にやらないこと」という、取捨選択するときのクライアントさんの軸が見えてきたのです。これには、ご自身でかなり納得されていました。
さらに、考えを深めていきました。
(私から)
「なんで、スタート、ゴールの繰り返しが好きなんだろう? しかも、簡単にゴールできるものは嫌で、負荷のかかるものをあえて選ぶという…。もしかしたら、前世は、なかなか完成しない物を作っていて、完成を見ずに終わったとか? だから、負荷はかかるけれど、その都度ゴールのあるものを好んで選んでいるのではないかと…?」
「サクラダファミリア作っていましたかね(笑)」
「いや、ミラノ大聖堂の方かもしれませんよ」
「うぉー! これは・・・!」
クライアントさんが、ミラノ大聖堂を検索して画像を見た瞬間、何かを感じたようでした。(笑)
「夏休みは、ミラノ→パリ 鉄道の旅ですね。完成を見ずに終わったミラノの大聖堂へ行き、完成を味わってくるといいかもしれませんね」
ほとんど想像上の話になってはいきましたが、心に反応するということは、自分の内側とのつながりがあるからでしょう。夏休みの計画を立て始めることをリストに書きこんだようでした。
クライアントさんの日々の疲れも吹っ飛んだようで、自分の人生のプロジェクトに自分が取り組んでいる意識が高まったようです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
どんなとき喜びを感じますか?
「なんで、スタート、ゴールの繰り返しが好きなんだろう? しかも、簡単にゴールできるものは嫌で、負荷のかかるものをあえて選ぶという…。もしかしたら、前世は、なかなか完成しない物を作っていて、完成を見ずに終わったとか? だから、負荷はかかるけれど、その都度ゴールのあるものを好んで選んでいるのではないかと…?」
「サクラダファミリア作っていましたかね(笑)」
「いや、ミラノ大聖堂の方かもしれませんよ」
「うぉー! これは・・・!」
クライアントさんが、ミラノ大聖堂を検索して画像を見た瞬間、何かを感じたようでした。(笑)
「夏休みは、ミラノ→パリ 鉄道の旅ですね。完成を見ずに終わったミラノの大聖堂へ行き、完成を味わってくるといいかもしれませんね」
ほとんど想像上の話になってはいきましたが、心に反応するということは、自分の内側とのつながりがあるからでしょう。夏休みの計画を立て始めることをリストに書きこんだようでした。
クライアントさんの日々の疲れも吹っ飛んだようで、自分の人生のプロジェクトに自分が取り組んでいる意識が高まったようです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
どんなとき喜びを感じますか?
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