数字がプレッシャーになることについて。

 転職に関してのセッションで、次は、どんな成長に重きをおくか考えていました。今までも結果を出してきたのもあるし、同じ職種で、これからは育成に関わるポジションを希望すれば、成長につながるのではないか? という話になりました。

 しかし、クライアントさんの中で、どうしても「数字」のプレッシャーは苦手だということ。なので、一時的に全く経験のないところへ行ったそうなのですが、そこでは散々な目にあってしまったようです。それでまた転職活動をすることになって、やっぱりまたこれまでの職種で探すべきなのだろうか? と決断がつかなくなっているようでした。

 現在は、まだオファーがないそうなのですが、理由としては、数字が苦手だからと、数字で評価される仕事を選択肢からはずしているのもあるでしょう。「数字が苦手」の捉え方を変えていけることで、選択肢も未来への道も広がるかもしれません。

 でも、やっぱり世の中数字だらけ。カラオケへ行っても、「只今の消費カロリー」が出てきてしまい、そこで競う始末です。(笑)
 私も数字が好きだったり、嫌いだったりしますが、ほとんど無視することが一番自分らしくいられると思うので、いろいろと数字が見えてしまうところでは、なんと「薄目」をしているのです。

 フェイスブックのフォロアーの人数がでてしまうフォローボタンが嫌で、ここ数カ月前に数字が出ないものを見つけ出しました。いまだに、数字におびえているわけです。(笑)

 毎月の収入も個人でやっていると、面白いほど上がったり下がったりします。先月の2倍だったとか、半分以下になっているとか。これは、段々とそういうものだと慣れるしかなったですし、収入アップだけを考えていた時期もありましたが、やがて、自分がいくらあれば生活していかれるか? とか、無駄遣いしていないか? とか、お金に向き合っていったことで、利益で見ることもできるのかと、途中で気づき、収入の10%を占めていた広告費をやめたこともありました。それで気づいたのは、自分を深めるしか、お客様に来ていただく方法はないということでした。
 広告の会社から電話があると、「今、広告費0円で、ネットを通じてどれだけお客様が来るのか? 実験中なのです」とよく断っていました。最近、ようやく実験の成果がでてきました。(笑)

 ブログの閲覧人数については、最近は堂々と見られるようになったのですが、つい1年半前くらいまでは薄目をしていました。傾聴スキルと書くスキルに自信がつくまで、絶対に見ない!と。
 気にしていたら、ちょっとしたことでも、「こんなこと書いたらダメだろう」が増えてしまい、本当に書きにくくなってしまったことがありました。しかし、実際のところ、改善の余地も沢山あったのだと思います。数字とは関係ないところで、改善が必要だと思ったことに、ただただ取り組んで行くことにしました。

 そして、ある日みたら、ライブドアのランキングの私の登録している「こころ」のジャンル4万人以上中、15位前後に入るようになっていました。しかも、こちらのブログもFashion Source!!!の方もです。久々に見て驚きました。ベストセラー作家のところまで、もう少しで追いつけそうです。その方は、ほとんど更新をされていないのですが! 数字が励みになるときは見ればいいですね。

 数字でパフォーマンスが下がるのならば、見なければいいのだと私は思います。淡々とスキルアップを重ねるだけです。いつか、自信がついたとき、数字も結果として必ずついてくるのです。
 クライアントさんに、今も私が薄目をしているという話をシェアしたら、笑って安心したようです。そして、「数字を気にせず、自分がいつもよくすることだけを考えることで、結果的によかったことがあった」と、過去の成功体験も思いだされていました。

 「数字」を気にするあまり、転職先の選択肢を減らそうと考えていたとは、よっぽど前の会社がトラウマになってしまったご様子でした。セッションで対話をしていく中で、自分は数字を気にせずに日々の改善で、結果的に1位を獲得できたという成功体験も思いだされ、過去の記憶がいい感じで塗りかえられたようです。

 よくしたいと思っているのに、数字でネガティブになるなら、見なければいい。また、逆にしっかりと向き合って、利益体質を作るという意味では、見ることも必要。
 単に「数字が嫌だ」で終わらず、自分が一番よいパフォーマンスを発揮できるように、それとどう付き合っていくのか? 考えることができればいいのだと思います。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

苦手なものとどう向き合っていますか?