ストロークのきつい上司で、言われている内容よりも感情が動かされて、焦ってしまうことがあるクライアントさんでしたが、前回のセッションで、上司が「絶対」「常識」という言葉を使ったら、「正の字」を書いていきましょう! という策を私が提案しました。
その後、クライアントさんは「正の字」を実際に書いたそうです。そうしたら、落ち着くことができて、そのときに新たなることに気づいたそうです。「実は私は傷ついていた」と。
上司のことを「とても尊敬できるところもあるのです」とオリエンのときには言っていたのです。しかし、本心は「上司のことが嫌い」であることにも気づいたようでした。
「正の字」を書くことで、気持ちを落ち着かせることができ、自分の本心に気付いてよかったと私は思いました。そして、自分の変化が上司の変化にもつながったかのように、セッション後の2週間は、上司の批判が減ったようにも感じたようです。
今回のセッションでは、「何か言われるかも…と、思ったよりも怯えていることについて」がテーマでした。
「もしかして指摘される?」そう思っていたけれどされなかったことがあったそうです。そのとき、自分が勝手にそう思ってしまいがちなことに気づき、気づいたことは一歩進めたと思えたそうですが、その先はどう考えればいいか? というところで止まり、セッションで考えてみたいとのことでした。
これは簡単です。「必要ないよね」とその都度自分に言ってみることで、次第に慣れてくるものです。焦りというものは未来の不安から来ているものです。今に意識を向けることで、結局、今に取り組むことしかないなと言うことに気づきます。
私は、ここまでの話のイメージが掴みやすいようにフィードバックしました。
「『何か言われるかも?』と"Frozen"でしたが、これからは『メルトボタン』を押すといいですね」
「そうやってイメージできるものがあると行動を変えやすいですね!(笑)『Frozenに気づいたら、メルトボタンを押す』2ステップですね」
前回は「正の字を書く」がキーワードでした。今回は「メルトボタン」がキーワードになりました。
次に、「嫌いなタイプと思っていることに気づいたこと」について考えてみました。
クライアントさんは、「尊敬できると言っていたけれど、それは、いい子ぶっている感じでした」と正直におっしゃっていました。これまでのクライアントさんにもいらっしゃいましたが、自分を守るために、他人を美化しすぎているということがあるのです。ニュートラルに見られたことで、自分が思いのほか傷ついていて、しかも嫌いなタイプであることに気づきました。
さて、「嫌い」というのは、悪いことなのでしょうか?
笑っていいともの最終回で、三村さんがヒロミさんに「嫌いでした」とさらっと言って、笑いを誘っていたシーンが、私の中で印象的でした。今は、和解しているから、公共の電波を通して言えたのかもしれませんが、「好き嫌い」に評価が加わらない感じがなんとも自然と思いました。
クライアントさんは、今までそんなに人を嫌いにならなかったので、珍しいことのようです。この際、嫌いな理由を挙げてもらいました。
「嫌なことを言われる。私が人に言っちゃいけないだろうと思うことを言う。自分が正しいを伝えるために、相手を批判する。いい上司になりたいとは思っているみたいで、教えてあげようとする気持ちは強いが、不器用。いや、私が加速させているのかもしれないけれど。上司は自分が否定されることが怖いらしい」
しかし、海外駐在二人チームとしてやっているそうなので、嫌いといえども、向き合って行くことを余儀なくされている状態です。
自分の意見をその上司に言うとき、出会ったころは、反論があっても言っていたけれど、だんだんと「そうですね」になり、今は「おっしゃる通りです」という言葉がよく使う言葉へ、段々と移動してきたようです。しかし「おっしゃるとおり」は、本心ではないようです。
一方、その上司であっても、うまく意見も言える先輩もいるようです。クライアントさんもそうなりたくて、「反論」「そうですね」「おっしゃるとおりです」と、言葉を変えて頑張っているようですが、まだうまくいきません。ここで、私は「レパートリーを増やしませんか?」とさらに4つ目の言葉を提案しました。
★その4「なるほどね」・・・あなたの言っていることは理解できます。
これは、反対意見でも使える魔法のような相槌です。私もセッションのときに多用します。というか、自然とそれになってしまっています。クライアントさんの先輩もそう言えばよく使っているということに気づかれました。
その後、クライアントさんは「正の字」を実際に書いたそうです。そうしたら、落ち着くことができて、そのときに新たなることに気づいたそうです。「実は私は傷ついていた」と。
上司のことを「とても尊敬できるところもあるのです」とオリエンのときには言っていたのです。しかし、本心は「上司のことが嫌い」であることにも気づいたようでした。
「正の字」を書くことで、気持ちを落ち着かせることができ、自分の本心に気付いてよかったと私は思いました。そして、自分の変化が上司の変化にもつながったかのように、セッション後の2週間は、上司の批判が減ったようにも感じたようです。
今回のセッションでは、「何か言われるかも…と、思ったよりも怯えていることについて」がテーマでした。
「もしかして指摘される?」そう思っていたけれどされなかったことがあったそうです。そのとき、自分が勝手にそう思ってしまいがちなことに気づき、気づいたことは一歩進めたと思えたそうですが、その先はどう考えればいいか? というところで止まり、セッションで考えてみたいとのことでした。
これは簡単です。「必要ないよね」とその都度自分に言ってみることで、次第に慣れてくるものです。焦りというものは未来の不安から来ているものです。今に意識を向けることで、結局、今に取り組むことしかないなと言うことに気づきます。
私は、ここまでの話のイメージが掴みやすいようにフィードバックしました。
「『何か言われるかも?』と"Frozen"でしたが、これからは『メルトボタン』を押すといいですね」
「そうやってイメージできるものがあると行動を変えやすいですね!(笑)『Frozenに気づいたら、メルトボタンを押す』2ステップですね」
前回は「正の字を書く」がキーワードでした。今回は「メルトボタン」がキーワードになりました。
次に、「嫌いなタイプと思っていることに気づいたこと」について考えてみました。
クライアントさんは、「尊敬できると言っていたけれど、それは、いい子ぶっている感じでした」と正直におっしゃっていました。これまでのクライアントさんにもいらっしゃいましたが、自分を守るために、他人を美化しすぎているということがあるのです。ニュートラルに見られたことで、自分が思いのほか傷ついていて、しかも嫌いなタイプであることに気づきました。
さて、「嫌い」というのは、悪いことなのでしょうか?
笑っていいともの最終回で、三村さんがヒロミさんに「嫌いでした」とさらっと言って、笑いを誘っていたシーンが、私の中で印象的でした。今は、和解しているから、公共の電波を通して言えたのかもしれませんが、「好き嫌い」に評価が加わらない感じがなんとも自然と思いました。
クライアントさんは、今までそんなに人を嫌いにならなかったので、珍しいことのようです。この際、嫌いな理由を挙げてもらいました。
「嫌なことを言われる。私が人に言っちゃいけないだろうと思うことを言う。自分が正しいを伝えるために、相手を批判する。いい上司になりたいとは思っているみたいで、教えてあげようとする気持ちは強いが、不器用。いや、私が加速させているのかもしれないけれど。上司は自分が否定されることが怖いらしい」
しかし、海外駐在二人チームとしてやっているそうなので、嫌いといえども、向き合って行くことを余儀なくされている状態です。
自分の意見をその上司に言うとき、出会ったころは、反論があっても言っていたけれど、だんだんと「そうですね」になり、今は「おっしゃる通りです」という言葉がよく使う言葉へ、段々と移動してきたようです。しかし「おっしゃるとおり」は、本心ではないようです。
一方、その上司であっても、うまく意見も言える先輩もいるようです。クライアントさんもそうなりたくて、「反論」「そうですね」「おっしゃるとおりです」と、言葉を変えて頑張っているようですが、まだうまくいきません。ここで、私は「レパートリーを増やしませんか?」とさらに4つ目の言葉を提案しました。
★その4「なるほどね」・・・あなたの言っていることは理解できます。
これは、反対意見でも使える魔法のような相槌です。私もセッションのときに多用します。というか、自然とそれになってしまっています。クライアントさんの先輩もそう言えばよく使っているということに気づかれました。
さて、今度は思いっきり楽観的になってみましょう。人は、ドーパミンが出ていると「幸せ」と感じられるようですから!
「嫌いな人にはめったに会えない!嫌いな人がどういう人がよく分かった。この人を手玉に取れれば!これからの糧になる。この人とキャッチボールできるには?どうしたらいいのだろうか?」
「『私はあなたとキャッチボールをしたいんです!』と言ってみたら?」と私が言うと、クライアントさんは笑っていましたが、結構乗り気でした。(笑)
キャッチボールをするには、ボールをよく見ることです。フォークボール、シュート、カーブなど色々あるかもしれません。どうせ嫌いなんだから、色々試してみればいいのです。好きな人を意識してしまうよりも楽かもしれません。(笑)
ニュートラルに色々な角度から考察してみました。自分の言動をどう変えるか?も見えてきて、可能性の広がりを感じました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
気のせいでフリーズしていることはありますか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
■第22回コミコレテーマ「癖(パターン)」
6月21日(土)13:30(13:15会場)~18:00@東京弊社事務所
今回は、「癖(パターン)」について向き合ってみます。
人は怖れで知らず知らずのうちに、同じような行動を
繰り返してしまうものです。そして、後悔をすることがあります。
そんな自分自身のコミュニケーションのパターンに気づき、
同じ失敗を繰り返さない、新しいアプローチを考察していきます。
★詳細はこちらです。
http://pearl-plus.me/seminar/komikore.php
--------------------------------------------------------------------
■プチセミ「視点」@東京弊社事務所
7月6日(日)13:30(13:15会場)~18:00(受付中)
私の聴く仕事は「視点を変化」させることで、人の変化を起こしています。
視点が変化する質問、フィードバックとはどうしたら思いつくのか?
私の経験談からまとめたポイントをもとに、4時間半にわたって考察、
実践をしながら参加者の皆さんと深めていきます。
★詳細はこちらです。
http://pearl-plus.me/seminar/kouza.php
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「嫌いな人にはめったに会えない!嫌いな人がどういう人がよく分かった。この人を手玉に取れれば!これからの糧になる。この人とキャッチボールできるには?どうしたらいいのだろうか?」
「『私はあなたとキャッチボールをしたいんです!』と言ってみたら?」と私が言うと、クライアントさんは笑っていましたが、結構乗り気でした。(笑)
キャッチボールをするには、ボールをよく見ることです。フォークボール、シュート、カーブなど色々あるかもしれません。どうせ嫌いなんだから、色々試してみればいいのです。好きな人を意識してしまうよりも楽かもしれません。(笑)
ニュートラルに色々な角度から考察してみました。自分の言動をどう変えるか?も見えてきて、可能性の広がりを感じました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
気のせいでフリーズしていることはありますか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
■第22回コミコレテーマ「癖(パターン)」
6月21日(土)13:30(13:15会場)~18:00@東京弊社事務所
今回は、「癖(パターン)」について向き合ってみます。
人は怖れで知らず知らずのうちに、同じような行動を
繰り返してしまうものです。そして、後悔をすることがあります。
そんな自分自身のコミュニケーションのパターンに気づき、
同じ失敗を繰り返さない、新しいアプローチを考察していきます。
★詳細はこちらです。
http://pearl-plus.me/seminar/komikore.php
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■プチセミ「視点」@東京弊社事務所
7月6日(日)13:30(13:15会場)~18:00(受付中)
私の聴く仕事は「視点を変化」させることで、人の変化を起こしています。
視点が変化する質問、フィードバックとはどうしたら思いつくのか?
私の経験談からまとめたポイントをもとに、4時間半にわたって考察、
実践をしながら参加者の皆さんと深めていきます。
★詳細はこちらです。
http://pearl-plus.me/seminar/kouza.php
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