「諦める」と「諦めない」についての考察。 [第23回コミコレ事前考察]

 第23回コミコレの打ち合わせを行いました。コミコレとは、コミュニケーション×コレクションの略です。人生をより楽しく生きようとする人々に向け、日頃のコミュニケーションについて深く考察し、新しい行動へつながるための「考える場」を提供するセミナーです。

 コミュニケーションにおける後悔についてが2014年全体のテーマで、今回は、「諦める」について考えます。

 ______まず、コミュニケーションにおいて、「諦める」というのは、どんな場面で起きるでしょうか? 

例をあげてみましょう。

①「あの人は、ああいう人だから、こちらが変えようとするのはやっぱり無理だよ、諦めよう」しかし、諦めてみたら、相手がいい方向へ自分で向かって行ってくれたとか。諦めるというのは、NOを受け容れることとも言えそうです。

②新しい美容室へ行き、「お任せします」と言ったわりに、どんどん短くなっていき、「私が思っていた長さより違う…」と後悔しそうになったクラアントさん。しかし、セッション後だったのもあり、いつもの癖に気づいたそうです。「そうだ、ここで後悔するのはいつものパターン、このままこの人に任せてみよう」と、受け容れたそうなのです。すると、自分の思っていたこととは裏腹に「今までで一番似合う!」と、周りの人に大好評だったとか。「相手に任せること」も「諦める」と表裏一体です。

③私がアパレル店長だったころ、「自分のことを誰が評価してくれるの?」と、上司のコミュニケーションを不満に思っていました。しかし、全く改善されないので、あるとき評価の機会を作ってもらうのを諦めたのです。そうしたら、別の視点が見えてきました。「あ、これからは、私が部下たちを評価する番なのか。そして、私は、部下やお客様から評価されることが、本質ではないか!」と。諦めることで、堂々巡りしていたところから、諦めたらフェイズが変わり、見えてきた突破口です。そして、結果につながっていったのです。

 そのほかにも、きっといろいろな例がでてきました。諦めることで、視点が変わることとなり、突破口へとつながり、人生においての後悔が少なくなることもあるのではないかと考えています。


______次に、「諦めない」というのは何でしょうか?

 私は独立後、「まず名刺代わりに出版です」ということを、よくビジネスセミナーで言われ、なるほどそうだわ、と思ったことがありました。その後、出版系のセミナーに行きましたし、出版社の人と知り合いになったり、積極的に動きました。自分が書けそうなことをマインドマップに書いて、100項目小見出しを作ってみたりしました。編集の方に、目次を作ってもらったりもしたことがあります。
 ところが、3年経っても全然話が噛み合いませんでした。だんだんと諦めたほうがいいな…と思い始めていたら、ある日、気づいたんです。そんなことをやっている時間があるのなら、自分が世の中に出したいことを自分で作ればいいじゃないかと。そうして出来たのが、『かないずむ』や『ひとみずむ』が誕生したのでした。

 しかし、私は書くことを諦めたわけではありません。毎日こうして、ブログを書き続けています。書くことは諦めていないのです。書き続けていったら、リタイアまでにどうなるのか? 手放して、流れに身を任せています。そのほうが、「書くこと」について、とても楽に捉えられるようになり、続けられています。

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 つまり、「諦める」にまつわることが、人生の転機になることも少なくありません。

諦めた方がうまくいくのかも…となんとなく思っていることは何ですか?
どうしても諦めきれないことは何ですか?
諦めたいけれど、こびりついて離れないことは何ですか?
諦めたほうが、願いが叶うのかな? それとも、願い続けていた方がいいのか?悩んでいる。


 コミコレでは、「諦める」にまつわることについて、徹底的に考察していきます!
 前回のコミコレから、私と播磨コーチが、参加者の思考を掘り下げる手伝いをするという形になっていきました。自分で考えていると堂々巡りすることも、私たちが手伝うことによって、どんどん深まっていくのです。すごく面白い体験になると思います。しなやかな思考づくりに、コミコレがお役にたてれば幸いです。

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★第23回コミコレ テーマ「諦める」について考察します。
9月13日(土)13:30~18:00 @東京弊社事務所 

★詳細はこちら★
http://pearl-plus.me/seminar/komikore.php