90日コーチングオリエン後、1回目は対面セッションでという方でした。
クライアントさんが、仕事で取り組むべき課題があり、マストではないというところもあり、できない気持ちを抱えたまま、5年の歳月が流れているとのことでした。しかし、今回セッションを依頼されたのも、「取り組む」という決意が固まりつつあるからのようでした。
「5年、できていないこと」を私のコーチングセッションで、「できました!」にできるのでしょうか?
セッションを依頼される時は、クライアントさんが数年以上抱えている問題である場合が少なくありません。そこに私も挑むわけですから、やりがいがありますが、成功するかしないかは、本当にわからないのです。
しかし、たいてい、当初の問題は、早いうちに解決していくので、私も驚きます。私は質問やフィードバックをして、クライアントさんの口から、自分で解決策を述べられるように導くように心がけています。
お話を聴いていくと、5年間できていないわけですから、クライアントさんも、相当いろいろ試されたご様子です。 自分自身を叱咤激励するパターン、脅かしパターン、甘やかしパターン…と、自分にいろいろと実験をしてみたそうなのです。しかし、それでも出来ないので、セッションのご依頼を頂いたわけです。クライアントさんが、セッションで期待したいことは、他にも方法があるなら、教えて欲しいし、一緒に考えて欲しい…とのことでした。
こういった場合、私が何かアドバイスを思いついて言ったところで、きっとそれは、誰かにも言われているし、クライアントさんもご自身で試したものになるばかりになるのがオチです。(笑)
お話しを聴きながら、「他に試していないことがある」と、私は気づきました。
「なぜ、それをやりたくないのか? じっくり考えてみたことがありますか?」と。
クライアントさんは、「それはなかったです」と一呼吸置いておっしゃったので、「じゃあ、セッションでは、なぜ、やりたいと思わないのか? について考えていきましょう」と言うことになったのです。
「課題が進まないのはなぜか?」
業界内の争いの世界が苦手。自分の本当の望みは、今の業界以外かもしれないし。課題を行う過程は、上司のチェックも入り、批判、あらさがしをされるので、自分の心が耐えられるか不安。集中してやらなくてはいけない作業になるので、健康を害することもある。一方で、その課題が好きで淡々とこなす人も一部いる。
クライアントさんの不安というのは、周りからの評判が、大きく膨らんでいったもののように感じました。淡々とこなす人もいるなら、そういった一部の人になれればいいんだろうなと、私は見当をつけながら、さらに話を聴いていきました。
不安が大きくなってる「批判対策」について、もう少し突っ込んで聴いてみました。
クライアントさんは、メンタル面の強化も克服してきたそうです。批判というよりも、意見として受け容れることが出来る度量になるためにです。
批判、ばかりにフォーカスされているので、「批判的に言われない場合はどういう人がそうなんでしょうか?」という質問もしてみました。すると、「課題に真剣に取り組んで、まともにやれば、言われないかもしれない」とのこと。
ここまで話してみて、クライアントさんはおっしゃいました。
「取り組まなくてもいいんだよ、と、どこか言ってほしい感じもあります…」と。しかし、私は、このセッションに関して、その言葉は、なぜか浮かんでくることがありませんでした。逆に、クライアントさんから、「そう言ってほしい」という思いを吐き出せたことで、きっとこれでよかったのではないかという気もしました。
対話はつづいていきます。
課題に取り組んだ後、辛かったけれども、世界が広がった先輩たちもいる、という事実もクライアントさんは、自分を奮い立たせるために、集めていたところでした。
そうやって、自分を奮い立たせようと、いろいろな理由集めもしているということは、クライアントさんが、「課題」について、「こんなのやってもしょうがない」という思いが見えてきたのです。また、一段、話が深まりました。
クライアントさんが、仕事で取り組むべき課題があり、マストではないというところもあり、できない気持ちを抱えたまま、5年の歳月が流れているとのことでした。しかし、今回セッションを依頼されたのも、「取り組む」という決意が固まりつつあるからのようでした。
「5年、できていないこと」を私のコーチングセッションで、「できました!」にできるのでしょうか?
セッションを依頼される時は、クライアントさんが数年以上抱えている問題である場合が少なくありません。そこに私も挑むわけですから、やりがいがありますが、成功するかしないかは、本当にわからないのです。
しかし、たいてい、当初の問題は、早いうちに解決していくので、私も驚きます。私は質問やフィードバックをして、クライアントさんの口から、自分で解決策を述べられるように導くように心がけています。
お話を聴いていくと、5年間できていないわけですから、クライアントさんも、相当いろいろ試されたご様子です。 自分自身を叱咤激励するパターン、脅かしパターン、甘やかしパターン…と、自分にいろいろと実験をしてみたそうなのです。しかし、それでも出来ないので、セッションのご依頼を頂いたわけです。クライアントさんが、セッションで期待したいことは、他にも方法があるなら、教えて欲しいし、一緒に考えて欲しい…とのことでした。
こういった場合、私が何かアドバイスを思いついて言ったところで、きっとそれは、誰かにも言われているし、クライアントさんもご自身で試したものになるばかりになるのがオチです。(笑)
お話しを聴きながら、「他に試していないことがある」と、私は気づきました。
「なぜ、それをやりたくないのか? じっくり考えてみたことがありますか?」と。
クライアントさんは、「それはなかったです」と一呼吸置いておっしゃったので、「じゃあ、セッションでは、なぜ、やりたいと思わないのか? について考えていきましょう」と言うことになったのです。
「課題が進まないのはなぜか?」
業界内の争いの世界が苦手。自分の本当の望みは、今の業界以外かもしれないし。課題を行う過程は、上司のチェックも入り、批判、あらさがしをされるので、自分の心が耐えられるか不安。集中してやらなくてはいけない作業になるので、健康を害することもある。一方で、その課題が好きで淡々とこなす人も一部いる。
クライアントさんの不安というのは、周りからの評判が、大きく膨らんでいったもののように感じました。淡々とこなす人もいるなら、そういった一部の人になれればいいんだろうなと、私は見当をつけながら、さらに話を聴いていきました。
不安が大きくなってる「批判対策」について、もう少し突っ込んで聴いてみました。
クライアントさんは、メンタル面の強化も克服してきたそうです。批判というよりも、意見として受け容れることが出来る度量になるためにです。
批判、ばかりにフォーカスされているので、「批判的に言われない場合はどういう人がそうなんでしょうか?」という質問もしてみました。すると、「課題に真剣に取り組んで、まともにやれば、言われないかもしれない」とのこと。
ここまで話してみて、クライアントさんはおっしゃいました。
「取り組まなくてもいいんだよ、と、どこか言ってほしい感じもあります…」と。しかし、私は、このセッションに関して、その言葉は、なぜか浮かんでくることがありませんでした。逆に、クライアントさんから、「そう言ってほしい」という思いを吐き出せたことで、きっとこれでよかったのではないかという気もしました。
対話はつづいていきます。
課題に取り組んだ後、辛かったけれども、世界が広がった先輩たちもいる、という事実もクライアントさんは、自分を奮い立たせるために、集めていたところでした。
そうやって、自分を奮い立たせようと、いろいろな理由集めもしているということは、クライアントさんが、「課題」について、「こんなのやってもしょうがない」という思いが見えてきたのです。また、一段、話が深まりました。
クライアントさんの「こんなのやってもしょうがない」の理由は一体何なのでしょうか?
一方で、内側から突き動かされるように出来てしまった課題があった、という話もでてきました。
私から見たら、同じ類の作品のように感じたので、なぜ、そんなに違いがでるのか? 不思議に思ったので、訊いてみました。
すると、「過去の課題は、役立つ人がいる。実際に感想も貰うから、やりがいも感じる。現在の課題は、次のステップアップのために必要なだけで、役立つ人がいないから」ということに気づいたのです。クライアントさんが、気づきたかったことは、まさにそこだったのです。
「自分のステップアップのためになるよ」と、多くの先輩から言われた「やりがい」は、クライアントさんにとっては、あまり動機にならなかったのです。
その課題が好きで、淡々とこなしている一部の先輩は、きっと「人の役に立つように」一生懸命書いたものなのでしょう。実際に一部の先輩のものは、ずば抜けているようなのです。
私は、言いました。 「多くの人が、苦し紛れにやっている課題だから、抜きんでることは、難しくないのかもしれませんよ。これは、チャンスだと思って、半年で終わるから…と、言い聞かせて集中するよりも、納得いくまで仕上げてみたらいいかもしれませんね。情熱を動機にすればいいんですよ」と。
クライアントさんは、「半年で終わると、ハードルを下げる考えよりも、2年掛けてでもじっくりと取り組み、抜きんでる作品を作ることを目標にしたいです」とおっしゃいました。ご自身の心にも腑に落ちたようです。
目的意識が明確になって、取り組むことに価値を見出せたようです。多くの人はつまらない…というものでも、淡々と取り組んでしまう人は、きっと他の人と違うところに目的意識を持っているのでしょう。情熱は動機となりやすいですね。
1回目のセッションは、クライアントさんとしても、納得のいく着地になったようでした。
ところで、ヨガの先生から聞いたことによると、「1番痛いと思っているところは、実は2番目に痛いところ」という説。1回目のセッションで、1つ目の扉が開いたので、また違うテーマが次に出てくるのではないかと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
やりたくない理由は何ですか?
一方で、内側から突き動かされるように出来てしまった課題があった、という話もでてきました。
私から見たら、同じ類の作品のように感じたので、なぜ、そんなに違いがでるのか? 不思議に思ったので、訊いてみました。
すると、「過去の課題は、役立つ人がいる。実際に感想も貰うから、やりがいも感じる。現在の課題は、次のステップアップのために必要なだけで、役立つ人がいないから」ということに気づいたのです。クライアントさんが、気づきたかったことは、まさにそこだったのです。
「自分のステップアップのためになるよ」と、多くの先輩から言われた「やりがい」は、クライアントさんにとっては、あまり動機にならなかったのです。
その課題が好きで、淡々とこなしている一部の先輩は、きっと「人の役に立つように」一生懸命書いたものなのでしょう。実際に一部の先輩のものは、ずば抜けているようなのです。
私は、言いました。 「多くの人が、苦し紛れにやっている課題だから、抜きんでることは、難しくないのかもしれませんよ。これは、チャンスだと思って、半年で終わるから…と、言い聞かせて集中するよりも、納得いくまで仕上げてみたらいいかもしれませんね。情熱を動機にすればいいんですよ」と。
クライアントさんは、「半年で終わると、ハードルを下げる考えよりも、2年掛けてでもじっくりと取り組み、抜きんでる作品を作ることを目標にしたいです」とおっしゃいました。ご自身の心にも腑に落ちたようです。
目的意識が明確になって、取り組むことに価値を見出せたようです。多くの人はつまらない…というものでも、淡々と取り組んでしまう人は、きっと他の人と違うところに目的意識を持っているのでしょう。情熱は動機となりやすいですね。
1回目のセッションは、クライアントさんとしても、納得のいく着地になったようでした。
ところで、ヨガの先生から聞いたことによると、「1番痛いと思っているところは、実は2番目に痛いところ」という説。1回目のセッションで、1つ目の扉が開いたので、また違うテーマが次に出てくるのではないかと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
やりたくない理由は何ですか?
0コメント