職場の雰囲気がよくなかったのは、自分達の頑張った結果をも、自分達で否定していたから。

 3月からセッションのご依頼いを頂いているクライアントさんから「変化が加速している!」と、ご報告メールを頂きました。自分だけでなく、部下たちも「変化を感じている!」というのですから、職場の雰囲気が熱い!感じがとても伝わってきました。メールの内容を踏まえ、どうして変化したのか?分析していこうと思います。


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堀口さんへ

こんにちは!
セッションから1ヶ月あまりですが、変化が加速しています!

いつもだったら、セッション後の変化や不安や疑問を、すぐに堀口さんにメールしていましたが、ロンドン留学されてるし、今回は自分で考えて動いてみようと決めていました。

今まで売上が悪いと「こんな数字、ありえない!」そう思ってきました。
あるとき、そうやって自分達の頑張った結果をも、自分達で否定している事に気付きました。

「お客様の為に頑張った事を、自分達で否定する事は今日でやめよう」
そう、スタッフと一緒に決めました。数字に対する意識が大きく変わった瞬間です。

あれだけ数字が苦手で逃げ続けていた私が、今は「どんな結果であろうと、その結果に恥ずかしくない自分達でいよう!その結果に自信を持てる、誇りに思える自分達でいよう!」そう、スタッフ達に声を掛けています。

お客様が入って来ない時ほど、配置変えやディスプレイをスタッフ達と一緒に考えて動いていたら、本当に流れが変わり、お客様が増えて売上が伸びる日が増えてきました。

結果に恥ずかしくない自分達でいるには、これから来店されるお客様の為に出来る事を考え、行動して行く事。今まで主体的に動けなかったから、焦りや後悔ばかりで、自信を持てなかったんだと気付きました。


「私達、変われますよ!いや、変われてます!成長してます!これからもっと良くなっていきます!私達、何か持ってますよ!」

スタッフがそう言って来たんです!もう、ビックリです!(笑)スタッフ自身が、お店や自分の変化を感じているからこそ、出てきた言葉だと思います。何より私が一番、自分やスタッフやお店の雰囲気の変化を感じています。

敵対心を無くす=相手や、自分を受け入れる事なのかもしれない。そう思います。

堀口さんの留学は、私が自分で考えて行動するチャンスになりました。今まで頼り過ぎていて、答えをもらおうとしていたんですね。主体的じゃなかったと気付かせてもらいました!ありがとうございます!

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【解説】
 クライアントさんが、「今まで頼り過ぎていて、答えをもらおうとしていたんですね」とおっしゃっていましたが、私は答えを言っていたのではなく、クライアントさんが自分で考えられるように、視点を変えることをずっとしてきたつもりです。大抵、自分の箱の中に人はいるものです。その中でしか、考えられないのです。

 そこから出るには、出るためのアドバイスを教えてもらう必要があるのです。本を読んだり、相談をすると、出られることがあります。セッションはマンツーマンで行われているものなので、ピンポイントで腑に落ちやすいと思います。私は「答え」を教えようとしていたのではなく、「視点」を変えていたということになると思います。視点を変えるというのは、本人が自分の答えに気づけるように導いているということです。新しい視点を持つことで、当然、いままでと発見が変わるでしょう。
 つまり、答えというものは、その人本人が見つけるもの。もし、取るべき行動を教えたとしても、「堀口さんのせいで失敗しました」と言われたくないと思います。(笑)

 クライアントさんは、コーチングと今年の全コミコレ、ファッションコンサルを体験されていらして、相乗効果で「自分の箱から出るためにどう考えるか?」が段々とわかってきています。なので今回は、私に視点を聞かなくても、自分で箱の中からでたのではないでしょうか。

↓ この出来事です。

>今まで売上が悪いと「こんな数字、ありえない!」そう思ってきました。
>あるとき、そうやって自分達の頑張った結果をも、自分達で否定している事に気付きました。
>「お客様の為に頑張った事を、自分達で否定する事は今日でやめよう」
>そう、スタッフと一緒に決めました。数字に対する意識が大きく変わった瞬間です。

 「自分で自分のことを否定している」ことに気づいて、「お客様のために頑張ったことを見よう」と、自分でフォーカスを変えるところまで、進まれたことが描写されています。

 8か月前にコーチングのご依頼を受けた頃とは、すっかり別人になられています。会社もスタッフも変わらないのに、物の見方が変われば、感じ方が変わり、今までとは別世界になっていくのです。
 その物の見方を私はセッションで一緒に考えています。成功の鍵としては、やはりニュートラルな観点から見ることです。そうすれば、心地よい状態に着地することが早くなり、行動が持続し、自己実現へとつながっていくのです。