「来年の自分の成長について考えたい」というセッションでした。子供たちにピアノを教えていらっしゃるクライアントさんです。来年の指導の仕方について、さらに発展させたいとのことでした。
この記事では、私の導き方に視点を置いて、読んでみてください。
以下、対話で振り返ります。実際の対話よりも要点をまとめて書いています。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
※私から
「今、考えていることは何ですか?」
「厳しく言うことも増やさなくてはと思っています。今は曖昧なところも多いので。言うことも、見ることも、させることも、全体的に細かく指導していけるようになるといいです」
「細かいところまで指導するようしていきたいんですね。今は言おうと思っても、言わないでそのままでいることもあるんですか?」
「ありますね。もっと細かくなれば、演奏は変わると思います。どこまで言うか、見極めが必要ですね。それと…指導しておきながら、生徒の成長を待っていられないところもあるので、待てるようにもなりたいです」
「なるほど。何を言うかを見極めながらですね。見極めるとなると、どんなことに注意しますか?」
「以前は、私の引き出しが少なかったと思います。言葉が足りないせいで、本人を辛くさせていたこともあったかもしれません。『言ったのに何で出来ないんだろう?』と止まったままで、そのあとの、よくしよう、という働きかけもなかったですね」
「なるほど。何で出来ないんだろう?で止まってしまっていたんですね」
「そうですね。でも今年は、『できるかもしれない。だから言ってみよう』という気持ちで進ませられたレッスンもありました。こちらの持っていきかた次第というのもありますね」
「確かに。どういう気持ちで言うかも大事ですね。私のクライアントさんで、ピアノを習っていらっしゃる方がいて、先生がものすごく細かくて…と、愚痴を言いながらも、楽しそうに話していましたよ。一緒に弾く、親指と中指の重さの違いを指摘されたとか(笑)ピアノの指導って、厳しいものなんですね」
「ああ、それ、わかります。(笑)あははは」
この記事では、私の導き方に視点を置いて、読んでみてください。
以下、対話で振り返ります。実際の対話よりも要点をまとめて書いています。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
※私から
「今、考えていることは何ですか?」
「厳しく言うことも増やさなくてはと思っています。今は曖昧なところも多いので。言うことも、見ることも、させることも、全体的に細かく指導していけるようになるといいです」
「細かいところまで指導するようしていきたいんですね。今は言おうと思っても、言わないでそのままでいることもあるんですか?」
「ありますね。もっと細かくなれば、演奏は変わると思います。どこまで言うか、見極めが必要ですね。それと…指導しておきながら、生徒の成長を待っていられないところもあるので、待てるようにもなりたいです」
「なるほど。何を言うかを見極めながらですね。見極めるとなると、どんなことに注意しますか?」
「以前は、私の引き出しが少なかったと思います。言葉が足りないせいで、本人を辛くさせていたこともあったかもしれません。『言ったのに何で出来ないんだろう?』と止まったままで、そのあとの、よくしよう、という働きかけもなかったですね」
「なるほど。何で出来ないんだろう?で止まってしまっていたんですね」
「そうですね。でも今年は、『できるかもしれない。だから言ってみよう』という気持ちで進ませられたレッスンもありました。こちらの持っていきかた次第というのもありますね」
「確かに。どういう気持ちで言うかも大事ですね。私のクライアントさんで、ピアノを習っていらっしゃる方がいて、先生がものすごく細かくて…と、愚痴を言いながらも、楽しそうに話していましたよ。一緒に弾く、親指と中指の重さの違いを指摘されたとか(笑)ピアノの指導って、厳しいものなんですね」
「ああ、それ、わかります。(笑)あははは」
「言葉の引き出しについては、ここ数年の体験でだいぶ変化されていそうですよね。あと、他にも足りないと思っているところはありますか?」
「そうですね…。1つのレッスンで、できることを決めることでしょうかね。何をするか決めるということです」
「なるほど。目標のようなことですね」
「あ、目標、そうですね。生徒でも、自分からこの曲を弾きたいから、今はこれを頑張る…みたいに言ってくる子もいるんです。そうするとモチベーションもあがりますね」
「確かに、到達地点が決まっていれば、その手前でやるべきことも明確になりますもんね」
「これだけできて欲しいという枠組みとか、理想の姿。これくらいにはなりたいというのを、生徒と一緒に決めると指導しやすくなりそうです」
「いいですね」
「以前は、私の中では理想はこうなのに、本人は何で出来ないの?って思っていることが多かったですね。知らないギャップが発生していたのだろうと思います」
「ギャップになってしまうこと、ありますよね。枠組みや理想を伝えることで、なんでここを先生は指導するんだろう?って、生徒もわかりやすくなって、取り組むモチベーションもあがりそうですね」
「一緒にCDを聴いたり、私が演奏をしたり、イメージを伝えることもやっていきたいです」
「いいですね~。両方が結びつくことですね。どう弾きたいか。と、そのためにどこを細かくするか?」
「はい。どういう音楽なのか説明したり、イメージの音を教えたりもしていきたいです」
「いいですね。そうすると、厳しく言わなくちゃ、って思っていたことが、必要だから言わなくちゃとなって、言いやすくなりそうですね」
「あ、そうか…。必要だからというふうになりますね」
「ところで、2014年のレッスンでの成長はどんなところでしたか?」
「今日はここまでさせる、というところより、もう一歩進めるところまで指導しました。生徒も、『あともう一歩!』と思って、頑張っていました。来年はさらにそれを推し進めたいです」
「いよいよ 『導く』という感じになっていきそうですね!ただ教えていくのと導いていくのと、違いますからね。来年の発展が楽しみですね」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
クライアントさんが、「来年は細かく、厳しくしていかなくちゃ」と漠然と思っていたことが、「それぞれの生徒の目標のイメージに近づけるように、細かい指導をしていく」と、青写真が見えていきました。
漠然としていることでも、質問と承認をしていくことで、クライアントさんの中の答えが、引き出されやすい状態になります。そこで引き出された答えを、キャッチーな言葉にしてフィードバックしていくようにするのです。すると、クライアントさんのなかの頭の引き出しにすっと整理されていき、やることがより具体的になるという流れです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
来年はどんな成長をしたいですか?
「そうですね…。1つのレッスンで、できることを決めることでしょうかね。何をするか決めるということです」
「なるほど。目標のようなことですね」
「あ、目標、そうですね。生徒でも、自分からこの曲を弾きたいから、今はこれを頑張る…みたいに言ってくる子もいるんです。そうするとモチベーションもあがりますね」
「確かに、到達地点が決まっていれば、その手前でやるべきことも明確になりますもんね」
「これだけできて欲しいという枠組みとか、理想の姿。これくらいにはなりたいというのを、生徒と一緒に決めると指導しやすくなりそうです」
「いいですね」
「以前は、私の中では理想はこうなのに、本人は何で出来ないの?って思っていることが多かったですね。知らないギャップが発生していたのだろうと思います」
「ギャップになってしまうこと、ありますよね。枠組みや理想を伝えることで、なんでここを先生は指導するんだろう?って、生徒もわかりやすくなって、取り組むモチベーションもあがりそうですね」
「一緒にCDを聴いたり、私が演奏をしたり、イメージを伝えることもやっていきたいです」
「いいですね~。両方が結びつくことですね。どう弾きたいか。と、そのためにどこを細かくするか?」
「はい。どういう音楽なのか説明したり、イメージの音を教えたりもしていきたいです」
「いいですね。そうすると、厳しく言わなくちゃ、って思っていたことが、必要だから言わなくちゃとなって、言いやすくなりそうですね」
「あ、そうか…。必要だからというふうになりますね」
「ところで、2014年のレッスンでの成長はどんなところでしたか?」
「今日はここまでさせる、というところより、もう一歩進めるところまで指導しました。生徒も、『あともう一歩!』と思って、頑張っていました。来年はさらにそれを推し進めたいです」
「いよいよ 『導く』という感じになっていきそうですね!ただ教えていくのと導いていくのと、違いますからね。来年の発展が楽しみですね」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
クライアントさんが、「来年は細かく、厳しくしていかなくちゃ」と漠然と思っていたことが、「それぞれの生徒の目標のイメージに近づけるように、細かい指導をしていく」と、青写真が見えていきました。
漠然としていることでも、質問と承認をしていくことで、クライアントさんの中の答えが、引き出されやすい状態になります。そこで引き出された答えを、キャッチーな言葉にしてフィードバックしていくようにするのです。すると、クライアントさんのなかの頭の引き出しにすっと整理されていき、やることがより具体的になるという流れです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
来年はどんな成長をしたいですか?
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