人の都合に振り回されていることについて。

30代の男性のクライアントさんです。

「自分の心の声に気付けるようになってきた」ということを

前回の振り返りでお話されていました。

今回は「仕事をしんどいと感じる、モチベーションが上がらない」

が、テーマとなりました。



セッションの会話抜粋です。


「これまでの会社の考え方として、言われたことを
 それぞれの役割でやってくれればいいということだったのですが
 最近は、言われたこと以上のことをやるように求められてきています。
 もとから自分は、言われたこと以上のことをしたくなるタイプで
 そうやってきたんですけど、それ以上のことをしたら、
 逆に、叩かれたこともあって『一体どっちなんだ!』と思って
 しまうんですよ。人の都合に振り回されているのは嫌ですね」



「求める以上のことをしていたけど、やるのを辞めたってわけですね」


「そうですね」


「振りまわされているっておっしゃっていましたけど、
 『一体どっちなんだ?』って、相手に聞こうとしていますね。
 それが、振りまわされるのではないですか?
 自分で言われたこと以上をやりたいわけだし、会社がそういう方向性
 になっていることは分かっているんだから『一体どっちなんだ』って
 相手に聞く必要もないですよね」


「はっ。そうだ。自分に聞くことを相手に聞こうとしていた・・・。
 ああああ!」




人の都合に振り回されるのがいやといいながら、

自分の都合を優先させていいところで、相手の都合を聞いてしまうこと。

そういうところがまず発見されました。


それから、セッションでは、次に相手の都合を優先させる場合もある

という話へ進んでいきました。


それは、人からの依頼に対してです。

過去の私は、人からの依頼に対して、自分らしさを発揮しすぎてしまい

謝らなくてはいけない事件を何度か繰り返して、

ようやく自我が強かった自分に気付いたことがありました。


相手から頼まれたことに関しては、

相手の要望を踏まえたうえで、自我よりも自分のセンスがでるような

お届けをすることがいいのではないかと感じています。


そんな話をしていたら、クライアントさんが、奥様にプレゼントする時に、

「奥さんが喜びそうなもの」「自分があげたいもの」二つの選択肢があって、

「自分があげたいもの」をあげたら、あとで奥さんに

「あまり欲しいものではなかった・・・」と言われたことがあると

おっしゃっていました。



私も日々、このブログも書きながら、

自分の書きたいことと相手が読みたいものと

うまく融合できるポイントをいつも探しています。

とても難しいです。



 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

あなたがプレゼント選びで大切に思っていることは何ですか?