「先回り」と「先走り」の違いとは?

「先回り」と「先走り」の違いについてセッションで考えていました。

ある、お知らせをメールで書いて、関連している人へ送ったそうなのですが、

気をまわしたつもりが、相手には「先走り」のように伝わってしまった

そうなのです。


自分がそのメールを出すときも、なんとなく違和感をもっていたけれど、

早く送らなくちゃ、と思って送信したとか。

だいたい、違和感があるときって、なんかあるなぁという予感なんですよね。

特に、感情的な時や、焦っている時は、気をつけないといけません。



相手を思いやって書いたつもりが、「先走り」になった。

では、「先回り」と「先走り」の違いとはなんでしょうか?

辞書で調べてみると、

先回り・・・相手のことを思って先に考える。
先走り・・・独りよがりの考え。


とありました。


この場合、クライアントさんの「考え」の書き方を

先回りで表現することも可能だったわけです。


書いている時の気持ちは、

「どうだったかしら?たぶんこれも伝えたほうがいいでしょうね」でした。

なので、すこし不確かさもあったようなのです。

なので、独断の文章になっていました。


それならば、

「もしかしたら、○○も必要ではないかと考えているのですが、
皆様どうでしょうか?ご意見お待ちしております」

という書き方も考えられますね。


相手を思いやる気持ちがあっても、言葉選びで、

伝わりにくくなってしまうこともあるんですね。

変にとられたりとかもあるでしょう。

読んでいる人が読解力がないというよりも、

伝え方を工夫することもできるのです。


「先回り」

言葉を伝えるとき、相手が受け取ったところまでも想像して考えることで、

より思いやることができるのではないかと思います。

日本人の文化として、私も気をつけていきたいです。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

あなたにとって「おもいやり」とはなんですか?


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